2022年6月8日更新!
彼女、お借りします 最新238話『キスと彼女7』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
ネタバレ記事は画像の使用(画バレ)と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。
彼女、お借りします 最新238話 ネタバレ!
ねえがかぶった水原と和也
本題に入るための「ねえ!」が被ってしまった和也と水原。
お互いに譲り合った結果、和也は手をつなぎたいと言い出して、二人で手をつなぐ。
水原は何を言いかけたのか聞こうとする和也だったが、別に、とはぐらかされてしまう。
和也(チャンス逃した感やべー!)
そのまま時間が経ち、駅前で終了時間を待つ流れになってしまう。
本題を切り出せなかった和也
和也は結局本題を聞き出せず、自己嫌悪に陥る。
和也(しょせん俺はこんなもんだ。覚悟決めたところで水原のかわいさで頭空っぽ。嫌われるのが怖くて永遠に一歩を踏み出せない)
水原に背を向けたまま自己嫌悪をし続ける和也。
そんな和也に水原が、はい、と2週間遅れのバレンタインチョコを差し出してくる。
チョコを渡した水原は頭を下げ、既読スルーや避けていたことを一気に謝る。
水原「瑠夏ちゃんのことが気になって、悪いと思ったら連絡できなかったの」
勇気を出す和也
水原の気持ちを知った和也は感激しながら、もう一度勇気を振り絞って本題に入る。
和也「こっちこそあのときのこと謝りたかったんだ」
和也「俺をかばうためにやってくれたってわかってる。答えづらい立場だってことも。でも思っちゃうんだ。あれ(キス)にそれ以上の意味があるなら、聞いてみたいって」
和也「今すぐ答えが欲しいわけじゃない。でもあのときの気持ちは嘘じゃない。じゃ、じゃあ時間だな。今日はありがとう!チョコも楽しみ」
和也はお礼を言いながらそそくさとその場をさろうとする。
体は震えて泣きそうになりながらも、とりあえず自分の気持ちは伝えられた、と目的を果たせたことに満足しながら去っていこうとする和也だったが……。
水原はそんな和也を呼び止め、「ぶっちゃけていい?」と声をかけてくる。
彼女、お借りします 最新238話 感想と考察レビュー!
今回の扉絵、窓から流れる雲をぼんやりながめる八重森さんのカットに、「二人の恋が雲の流れより遅くても急かすべからず……」みたいな煽り文句がついていたのですが、本編よりその扉絵のほうが多くを語っていたような印象を受けました(これはそういう漫画なんだよ!みたいな)。
ラストの水原さんのぶっちゃけていい?の真意は、たぶん和也自身はきちんと気持ちを伝えられたと思っているけど、実はちゃんと伝わっていなかった、というオチなのでは?と思います。
和也が水原に言った「あの時の気持ちは嘘じゃない」という言葉、読者には回想シーンが挟まれてて「どの時の気持ち」なのかわかりますが、水原からしたらどの時の気持ちなのかわからないんじゃないでしょうか(3ヶ月も経ってるわけですし)。
「あれ(キス)」とかも、読者には()があるからキスのことだとわかりますが、水原からしたら「あれってどのこと?」という感じだと思いますし……(あれ、と言われて思い当たる節がありすぎるのでは)。
今回の和也の言い方で水原に100%真意が伝わったことにするかどうかは、宮島先生が「かのかりにおける恋愛リアリティーライン」をどのあたりに設定しているかにかかってくる気がします(気持ちをはっきり言わなくても全部相手に伝わるという幻想恋愛漫画なら伝わる)。
伝わってなかったら、覚悟とか勇気とか気持ちの問題じゃなくて、単純に和也のスキル不足なわけで、コミュニケーション能力をもっと上げる必要が出てくるのかも……。
今回の彼女、お借りします 最新238話ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
次回の「彼女、お借りします 239話」もネタバレ記事を更新予定だよ。
前回の「彼女、お借りします 第237話」ネタバレ感想記事はこちらから↓