2019年9月6日更新!
映画 かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~を、鑑賞してみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
映画「かぐや様は告らせたい」感想
率直に言えば、普通に面白かったです。
原作(漫画版)かぐや様を読んでいると、ニヤニヤしてしまう場面が多々あるのですが、映画のかぐや様も、同じようにニヤニヤ楽しみながら見ることができました。
ストーリーに関しては、基本的に原作序盤~中盤までの主要なエピソードを一連の流れとしてつなげつつ、終盤ではオリジナルエピソードも盛り込んで、一本の映画としてうまくまとめられていた感じでした。
(原作ファンとしては、そこをカットしてそこからそこへつなげられちゃうの!?と驚くこともありましたが、時間内におさめるためにはまあ仕方ないよね…と納得できました)
ヴィジュアル面に関しては、主演の方々はみんなかなり原作を再現していて、本当にすごい!の一言でした。
一方、準レギュラークラスのキャラに関しては、原作再現は控えめだったり、そもそも全く似せる気もないキャラもいましたが、見ていて気にならないレベルでした。
どちらかといえばコメディ寄りの映画でしたが、笑いあり、泣きありのエンターテイメント作品として仕上がっていました。
原作ファンの管理人も、同行した原作未読の女性も両方楽しむことができて、笑って泣ける映画でした。
ただ、一本の映画としてまとめるために、カットされたエピソードも多々あり、一部のキャラに関しては良い面より悪い面が目立ってしまっていたり…特にお気に入りキャラの活躍を省略されてしまったファンの中には不満を覚える人もいそうだな…と感じました。
(石上の大ファンにはおススメできないかも…)
また、バラエティ番組で出てきそうなCGを使った演出が序盤から出てくるのですが、この辺りもちょっとB級映画っぽい感じが出ていて、拒否反応を起こす人がいそうだな…と感じました。
ただ、全体通して見てみて、気になる点よりも…
面白かった、泣けた、笑えた、という点の方が圧倒的に多かったです!
個人的には最初から最後まで、終始楽しく鑑賞でき、見に行って良かったな…と思える映画でした!
原作からはカットされたエピソードも多かったですが、やはり一本の映画としてうまくまとめてあるなという印象で、不満は感じませんでした!
白銀がものすごい努力家だという設定は、映画の中では詳しく描かれていないのですが…
原作未読で一緒に鑑賞した女性にも、「白銀は貧しいのに努力して特待生を勝ち取った」という認識がちゃんと伝わっていたのがちょっと嬉しかったです。
白銀のいいところって、「天才のイケメン」じゃなくて、「努力家で優しいところ」だと思うので、映画でもそんな白銀が見れて良かったです。
かぐやは風邪をひいたときにアップのシーンがあったのですが、マンガじゃなくてリアルな人間の肌なのに、漫画みたいに綺麗な肌や美しい顔立ちで、思わずドキッとしてしまいました。
演じている橋本環奈さんはものすごく人気の女優さんなのですが、その理由もわかる気がしました。
白銀役の平野紫耀さんも、いい感じに白銀らしさを出しつつ、原作再現だけでなく、声の出し方などに自分なりの白銀像を感じられて、上手くマッチしている感じでよかったです。
藤原の髪は原作同様ピンク色でしたが、きゃぴきゃぴ(死後)したアホの子だからか、実写でもあまり違和感なく受け入れられました。
白銀の妹である圭に関しては、あまり出番がないこともあって目立ちすぎないようにか、髪は黒になっていましたが…もともと原作でも漫画的表現、と注釈されていましたし、原作カラーの銀髪でなくても仕方ないかな…と思いました。
石上に関しては、空気が読めない失言や、応援演説という大事な場面での青春ヘイトなど、悪い部分が強調されて目立ってしまっていた印象でした。
白銀が恋愛相談をする相手も石上から翼に変更されていたり、夏休み直前の海か山かでもめるエピソードもカットで、会長と遊びに行きたい、という趣旨の発言もなくなっていたりで、年が一つ違うだけの友人同士、という関係が映画だけでは読み取れない感じでした。
石上ファンはちょっとこの点に関しては、不満を感じても仕方ないかな、と思いました…。
白銀の努力家設定などはうまく察することができるように作られているのですが、映画だと石上の魅力が伝わらないかも…と。
ただ、尺的には短いですが、選挙に向けて白銀と一緒に泥臭く頑張ってる石上の姿が、原作で応援団に入って慣れないながらも必死にがんばる石上の姿とダブって、そのあたりで石上の良さを感じられたのが良かったです。
ソーラン節に関しても、原作の墨絵タッチで描かれた白銀のかっこよさにはちょっと及ばなかったですが…
白銀と石上が息を合わせて踊るシーンは別のかっこよさが感じられて、これはこれでよかったです。
また、柏木と付き合ってチャラくなるのは原作通りの翼ですが、映画ではチャラくなったその後、さらにチャラさが増して、生徒会選挙の頃にはDQNっぽくなっていました。
かぐやと白銀のやり取りを見て、空気の読めない発言をする翼に題し、「黙ってろって言ってるだろこのやろう!」と柏木がキレるシーンがあるのですが…漫画と違って映画版の二人はあんまり長続きしなさそうな気がしました。
正直漫画でも翼がどんどんチャラくなるのは見ていてあんまり気持ちいがいいとは思わないので、映画のようにとことんDQNにして柏木にキレられる、という映画のパターンもありな気がしました。
そして映画を見る前から一番気になっていたのは、やはりラストをどうするか。
原作はまだ終わってませんし、映画はどうやって落としどころを作るのか気になっていたのですが、ラストはやや強引な形で白銀とかぐやがキスし、ちょっと二人の関係が進展したように見せておいて…でもこれからもまだ二人の頭脳戦は続いていく、と予感させるような終わり方でした。
ムリに二人が付き合うところまでもっていこうとするのも難しいですし、何もなし、でも寂しいので、良い落としどころだったかな、と思います。
(多分原作漫画の二人だと、この時点でキスしてしまったら、冷静に思考しようにも、ドキドキしすぎてまともでいられなくなってしまうと思うのですが…それだとラストがしまらないので、やはりこのラストでよかったかな、と思います)
映画を鑑賞たい人の中には、色んな感想があるかと思いますが…
個人的には、見てよかった、面白かった!と思える映画でした!
全編通してニヤけながら楽しく見れましたし、原作の名エピソードである「花火の音が聞こえない」のあたりは、俳優さんたちの熱演もあって、かなりうるッときました…!
ちなみに一番印象に残ったシーンはどこかというと、白銀と石上のソーラン節のシーンだったかもしれないな…と、今感想を書いていて思いました。
漫画はこの後もまだまだ続きがありますし、ぜひまた映画第二弾も制作してもらえたら嬉しいです!!
映画 かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
長くなっちゃったけど、最後まで読んでくれた方、ありがとうだよー。
コメント
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