
2019年9月9日更新!
神緒ゆいは髪を結い 最新25話『連弾』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
神緒ゆいは髪を結い 最新25話 ネタバレ!
パイプオルガンを弾こうとするアヤ子の隣に座った鍵人。
鍵人「ほら…弾こうぜ!」
突然の連弾を申しこまれ、イラつくアヤ子だったが…
徐々に鍵人のペースに飲まれていく。
そもそもパイプオルガンなんて弾けるのか、というアヤ子の問いかけに、セレブのたしなみだろ、と余裕の笑顔で応える鍵人。
鍵人はアヤ子の「音」で若干ゾンビ化しており、普通なら近づくこともできないはずなのだが…。
「実は音色に感動してねーからかな…」と、以前もアヤ子の音を聞いたことがあり、昔の方が好きだった、と明かす。
失礼な奴、と感じながらも、演奏を中断すれば神緒ゆいに逃げられてしまうため、鍵人の相手をできないアヤ子。
鍵人「そう!そこだ!!なぁ…あんたなぜ執拗にゆいを狙う!?あんなやさしい音色してた天使のヴァイオリニストがよ…」
アヤ子は鍵人の知らなかったゆいの秘密を語りだす。
アヤ子「あの子の中にいる『三尸九蟲』。あれが彼女を乗っ取ったら黒どころでは済まないわ」
アヤ子「多くの蟲の力の源は衝動…宿主の感情を増幅させ共生する…でも他の蟲と違い…あれはあの娘が衝動をためこむたびに力をつけ…いずれ本人を完全に乗っ取り…」
アヤ子「最後には彼女を、純然な修羅 鬼に堕す!!」
アヤ子が語る裏で、修羅と化して暴れるゆいのおぞましいイメージが描かれる。
黒ゆいとは蟲を表に出さないための人格であり、衝動を発散して内なる蟲と戦い、白を守るための騎士なのだ…と語るアヤ子。
恨みはないが、今の内に蟲ごと殺すべき、それが蟲の研究をし続けた一族としての自分の役目…アヤ子はそう主張する。
話を聞いていた鍵人は、別のところで納得する。
鍵人「蟲の力の源は衝動…なるほど…だからか」
だからお前の音は俺に届かねぇんだ、とアヤ子の衝動が力足らずだといわんばかりの発言をする鍵人。
鍵人は自分をはねのけようとするアヤ子の後ろから覆いかぶさり、自分の演奏で死の音色をかき消そうとする。
鍵人「じゃあどっちの衝動(おと)が強いか…バトルだ!」
アヤ子も物理的に鍵人を引きはがそうとするのをやめ、お互いに正面切って音での勝負が始まる。
アヤ子のとなりでパイプオルガンを弾き始める鍵人。
確かに一応弾けてはいるが、アヤ子からすれば自分に遠く及ばない腕前だった。
しかし鍵人は、連弾に大切なことは何かわかるか?とアヤ子に問いかけてくる。
連弾に大切なのは、楽しむこと。そして相手の気持ちがわかること。
鍵人「なぁお前さ…お姉ちゃん殺すんじゃなくて、守りたいんだろ?」
図星を差されたのか、目を見開くアヤ子。
鍵人「オレも…ゆいを守りたいんだ!だから…お前の気持ちが手に取るようにわかるぜ!」
アヤ子が今弾いている死の旋律は偽の音だ、と指摘する鍵人。
アヤ子が本当に弾きたいのはこれだろ…と、自分の衝動を音で表現し始める。
鍵人(守りたい…それがオレたちの衝動(おと)だ!)
鍵人が演奏しているのはアヤ子のデビュー曲だった。
死の旋律が崩れ始め、前向きな音を聞いたアヤ子の蟲が苦しみ始める。
鍵人「もう嘘の衝動(おと)に縛られるのやめろよ…」
楽し気な音に耐え切れず、這い出してきた蟲を見つけた鍵人は…
すかさず高速髪結い・改で蟲を縛り上げることに成功。
蟲を縛り上げた鍵人は、晴れやかな笑顔をアヤ子に向けて言う。
鍵人「オレはあんたをしばらんぜ。むしろがんじがらめの使命から…ほどいてやるよ!」
神緒ゆいは髪を結い 最新25話 感想と考察レビュー!
だんだん「ぬらりひょんの孫」っぽい、ホラーチックな描写や展開が増えてきた神緒ゆい。
個人的には今回のように、主人公である鍵人の男前な面が出てくる展開が一番面白い、と感じます。
衝動こそが蟲の力の原動力である、と明かされましたが、鍵人の中にある「ゆいを守りたい」という衝動の強さが、今後の蟲との戦いの中でも重要な要素になってきそうです。
序盤にあった「白ゆいのかわいさ」+「黒ゆいの破天荒さ」がメインのコメディっぽいノリも好きだったので、シリアスな話の合間にまたほのぼのコメディもはさんでほしいな…とも思います。
(前回の音をかき消すためにみんなで楽器をじゃーんじゃーんするシーンみたいな、シリアスな中のちょっと笑える展開もかなり好きです)
一時期は掲載順位が最下位だったりして、連載が続くか不安だった神緒ゆいですが、最近は徐々に持ち直しつつあるようでちょっと安心してます。
どんどん面白くなっていく漫画だと思っているので、今後も続いてほしいです!

今回の「神緒ゆいは髪を結い 最新25話」ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!