シャドーハウス 最新話 120話 ネタバレ感想 二極化

シャドーハウス 最新120話 ネタバレ！

すす能力の情報開示

トマスの独断で、子どもたちの棟ですす能力の情報開示が行われた。

その場は星付きが解散させ、トマスは星付きと会議することに。

こどもたちの中でもすでにすす能力を使えるもの、そうでないものがいるとわかり、誰が使えて誰が使えないのか、気になりだすものが早速現れる。

トマスのすす能力を見て、「あの射程距離でそこまでの威力が！？」と具体的な反応をしてしまったジョンは、すでに能力が使えると周りにバレてしまう。

ジョン「ウィリアムとヘンリーは使えるのか？」

ウィリアムとヘンリーはニヤっと笑うだけで教えてくれない。

その場は騒ぎなども起こらず、全員自室に戻っていく。

ケイトとエミリコの危惧

ケイト「みんな様子見のようね。それにしても大人の行動が全く読めない。エドワードの策とは思えないわ。珈琲を飲んでない状況でこんなことをしたらもっとめちゃくちゃになってしまうもの」

ケイトとエミリコも自室に戻って二人で会話していた。

ケイト「エドワードが不在と仮定して、考えの違いそうなトマスが来たといことは、大人も一枚岩ではない可能性がある。そこがつけこむ隙かもしれないわ」

しかし、ケイト達が目撃したトマスのすす能力は、明らかに高い殺傷力を持っており、真っ向勝負で勝つのは難しそう。

ケイト「トマスってエドワードより年上よね？一体化しても歳を取るの？すす能力は一体化すると強力になる？考えがまとまらないわ」

エミリコ「すす能力がないと大人になれないんでしょうか……？」

エミリコの言葉にハッとするケイト。

ケイト「そうね。なぜすす能力について言ってはいけなかったのか。スザンナはそういうルールだからと言っていた。おじいさまはすす能力に長けたものを欲しているとも。一体化するにはすす能力が必要なんだわ」

一体化を阻止したいエミリコは、ならばすす能力がないのはいいことだと考えるが、今の状況では能力がないものは早めに処分される危険もでてきた、と危惧するケイト。

ケイト「すす能力の情報開示は、こどもの中に明確な格差を作ってしまう。あんな言い方じゃ無能力者は落ちこぼれの烙印を押されたも同然。口に出すのもできない。まるでこともだちの棟を崩壊させたいようにしか思えないわ。何も起こらないといいけど」

パトリックに魔の手が迫る

翌日、パトリックはジョンの姿を見かけ、すす能力について相談してみようと考える。

しかし、他のこどもたちがジョンのところに群がり、すす能力を見せてほしいと騒ぎ立ててしまう。

パトリックはリッキーと共に温室へ。

温室の花壇はきれいに整ってきていて、パトリックにとっては息苦しい館の中で、ここが唯一救いの場になっていた。

ジョウロをすす能力で取れないか試してみるパトリックだったが、結果は失敗。

パトリック「だめか。持たざるものは淘汰されてしまう。まずいな。俺の立場はますます危うくなってしまった」

リッキー「きっとコツがあるんじゃないでしょうか。ジョン様にお尋ねすればよかったですね」

パトリック「いや、あんな風に集団で教えを請うたら無能力者だと喧伝しているようなものだ。俺だけ同期の中で約立たずだ。自力で開花して見返してやりたい」

リッキー「それなら俺も、気取られないよう情報収集してみます」

パトリック「リッキーだけが頼りだ。ありがとう」

温室を出ようとする二人だったが、突然二人の周りに大量のすすがあふれ、周りが見えなくなってしまう。

戸惑う二人は何も見えない中、叫び声を上げ、ドンっと大きな音が響き渡った。

シャドーハウス 最新120話 感想と考察レビュー！

トマスの仕業で「すす能力に覚醒しないと落ちこぼれ」そんな認識がこどもたちの棟に広まってしまいそうですが……。

ジョンに教えを請うている友達は、とりあえず現状ではそんな考えを持っていなさそうですね。

そもそもバーバラがすす能力を持っていなくて、でもすす量が膨大で館の維持に不可欠で重宝されてて星付きのリーダーもやってるという現状は、トマスの発言と矛盾してて不満を生みそうな気がします。

今回能力に目覚めてないパトリックにスポットが当たりましたが、星付き懐柔作戦でパトリックはバーバラ担当なので、この二人でトマスの持ち込んだ価値観を否定する展開になるのかもしれません。

となるとラストのすすはパトリックたちを故意に襲ったものではなくて、バーバラが偶発的に出してしまった大量のすすだったりして、そこから二人の接点が生まれるのかもしれません。