2021年4月12日更新！
カイジ 最新384話『偏屈』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます！ネタバレしタイガー！
ネタバレ記事は画像の使用（画バレ）と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。
カイジ 最新384話 ネタバレ！
カイジ達の事情を察した店長
カイジ達が逃亡中の身だと見抜いた、リサイクルショップ店長・倉田。
買い物の痕跡を広げぬため、カイジ達が自分の店でリピートする理由も納得。
店長（客商売は売り手が下。だが今回に限っては立場逆転だ。売る俺の方が上！ま、だからって売らないとか、意味ねーことはしないけど）
カイジ達の選んだ商品の合計金額を計算し終えた店長。
しかし、生産の前に待ったをかける。
家具や家電を買いそろえているなら、プライバシーのためにカーテンもいるだろう、と、カーテンのある二階に行くようカイジ達を促す。
カーテンなしで外から丸見えは確かにまずい！と気づいて、さっそくカーテンを見に行こうとするカイジ達だったが…。
店長「ちょっと待て。商品表に出しっぱなしはまずい。盗まれるに決まってんだろ？一度店の中にしまって、買い物はそれからだって」
カイジ達に無意味な意地悪をする店長
カイジ達は店長に言われるまま、一度外に出した商品を、盗難防止のために、全て店内に運び戻すことになる。
カイジ達が何度も出入り口を行き来して、汗を流しながら商品を運んでいく様子を、店長は内心で小ばかにしながら見ていた。
店長「フン、そんなこと、本当はやらなくていいんだっての。監視カメラもあるし、汚れた中古品何て金にならないもの、誰がリスクを冒してまで盗んでくんだよ。店に戻させたのは…単なるオレの意地悪…ククク」
商品を運びなおし続けるカイジ達を見て、店長は意地の悪い笑顔。
しかしそうしている内に、（そういえば俺も昔やられたな…）と、店長は若い頃の記憶を思い出し始める。
若い頃にパワハラにあっていた店長
エレベーターのない古い社屋に、注文されたチラシや販促品の入った段ボールを、階段を使って二階の取引先まで運ぶ若い頃の店長。
店長は取引先の責任者に、段ボールをどこへ置いておいたらいいか聞くと、一階の倉庫に運ぶように言われたため、再び階段を使って下に運びなおす。
しかし段ボールを一階まですべて運び終えたところで、指示された倉庫がないことに気づく。
戸惑う店長が倉庫を探して外に出てみると、二回の窓から先ほどの責任者が笑いながら見ていた。
責任者は部下の女性と共に店長を馬鹿にして笑い転げる。
責任者「クズが。さっさとまた上に持ってこい」
店長（……あの時、思ったな。殺意ってこういう時に芽生えるんだなって）
当時、パワハラなどという言葉もなかった時代。
店長は煮え湯を飲まされるような気持ちを味わいながらも、やっと開拓した取引先との関係を悪化させないよう、黙々と耐えて段ボールを運びなおし、最後に責任者からハンコをもらった。
そのハンコを見て、（こんなもののために俺は…！）とわかりし頃の店長は悔し涙を流して震えたのだった。
昔の自分と目の前のカイジ達
そんな昔を思い出し、やはり今も、こらえきれずに悔し涙を流す店長。
そこへ、散々意地悪したカイジ達が、「店内に運びなおしました！入り口付近は邪魔かと思って少し奥へ入れておきました！」とキラキラした顔で戻ってくる。
店長はそんなカイジ達を見て、みじめな思いを加速させる。
店長「くっ！そんなの当然の配慮！普通のことだ！」
カイジ達はそのままカーテンを見に二階へ行ってしまう。
店長はカイジ達の背中を見送りつつ、最低だ、俺は…と自己嫌悪に陥るのだった。
カイジ 最新383話 感想と考察レビュー！
なんかだか本当に、ギャンブルの話じゃなくて、せちがらいおっさんの話が続きますね…。
わかりますけどねこういうの…。
昔の辛い思い出って、本人の脳内では、何かしらの決着をつけない限り現在進行形で延々と続くんですよね…。
店長は昔の自分と今のカイジ達を見比べて、感じるところがある様子。
店長が自分を「最低だ」と自己嫌悪する描写がこのタイミングで出てきたのは、店長が今後カイジ達を帝愛に売るか売らないかの選択を迫られた際に、「最低じゃない選択肢」を選んで変化・成長を見せるための伏線のように感じられました。
今回のカイジ 最新話 384話ネタバレ感想記事は以上です！
ネタバレしちゃいましタイガー！
コメント
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