2021年2月22日更新!
金田一37歳の事件簿 最新4話『八咫烏村殺人事件④八咫烏の怒り』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
ネタバレ記事は画像の使用(画バレ)と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。
金田一37歳の事件簿 最新4話 ネタバレ!
五重密室は八咫烏の仕業!?
五重密室の中で生首が見つかった。
被害者は江鳩つむぎ。
剣持警部が県警に連絡するが、現場の村につながる道でがけ崩れがあり、到着まで時間がかかる模様。
村役場の職員である鵜ノ木が、剣持が村に来た本当の理由を聞き出そうとしてくる。
剣持も隠すのをやめ、6年前に起きた男鹿田弁護士失踪事件の真相を調べに来た、と白状する。
剣持「ご安心ください!ここにいる高校生の金田一一は、あの名探偵金田一耕助の孫!これまでも数々の難事件を解決してきた素人名探偵なんです!この五重密室の謎も必ず……」
しかし、長老の日鷹イネが話を遮る。
イネ「謎などない。あの女は八咫烏様に食われたんだ。密室の祭壇に置かれた、黒い烏紋の風呂敷にくるまれた生首。村の言い伝えにある武将をだまし討ちにした罪人の末路とまさに同じ。あの女は八咫烏様の怒りに触れ、体を食われて首だけになった。まだ死人は出るかもしれませんのう」
金田一が五重密室の穴を指摘
宿に引き返して、事件を振り返る金田一達。
金田一はさっそく五重密室の謎に向き合い、5つの部屋を仕切っていた壁が経年劣化でボロボロになっていた点をあげる。
上の方の格子窓がスカスカになっていたらしく、小柄な女の体なら抜けられるのでは?と推理。
明るくなってから現場検証をしてみようということになるが、その前にまず村長の烏森に、密室の鍵について聞き込みをしに行く。
烏森にまず合鍵の有無について聞くと、門外不出だったからそれはないと言う。
続いて金田一は烏森に、6年前の弁護士失踪事件について質問してみる。
ダム建設の裏で行われていた闇取引
失踪した男鹿田弁護士は、ダム建設反対運動を支援していた。
男鹿田はダム建設を担当するゼネコンを調べ、ゼネコンから村を仕切る3人の人物に対して多額の賄賂が流れているらしいを突き止めていた。
男鹿田は村でそのことを演説し、その証拠を集めている最中だと発言した直後、失踪してしまっていたのだった。
ダム建設反対運動の中心だった男鹿田弁護士がいなくなったことで、反対運動もおさまり、村はダムの底に沈むことになって現在に至っていたのだった。
村長の烏森は、村を出ていく前のゴミ収集で人手が足りないため、宿代を無料にする代わりに金田一と美雪にゴミ収集を手伝って欲しいと言い出し、金田一たちはこれを受け入れる。
犯人は八咫烏の使者
夜が明け、翌日。
村役場の職員・鵜ノ木が、八咫烏の使者を名乗る人物から脅迫状を受け取り、廃屋に呼び出されていた。
脅迫状「6年前の事件の証拠を握っている。江鳩つむぎを殺したのもあなたではないか?取引しよう。金で解決することができる。あなたが住んでいた廃屋で待っている」
鵜ノ木は指定された場所に向かいながら、刃物を取り出す。
鵜ノ木「いったい何者だ。本当にあのことを知っているとしたら……殺るしかないな」
鵜ノ木が廃屋につくと、覆面をかぶった謎の人物……八咫烏の使者が待っていた。
八咫烏の使者が自ら覆面を取ると、鵜ノ木は予想外のものを見たかのように驚き、動揺する。
八咫烏の使者はボウガンで鵜ノ木の頭を撃ち、さらに斧を振り下ろす。
八咫烏の使者「これは八咫烏様の怒りだ!」
金田一37歳の事件簿 最新4話 感想と考察レビュー!
6年前のダム建設反対運動の裏で、村を仕切る3人にゼネコンから渡されていたという賄賂……。
男鹿田弁護士が消されたのも、その証拠をあげようとしたことが理由で間違いなさそうですね。
ということは、今回殺されている被害者たちは、ゼネコンからお金を受け取っていたという3人か、その関係者でしょうか?
八咫烏の使者はダム建設反対派だった人間で、男鹿田弁護士とも懇意にしていて、殺された男鹿田弁護士と村を沈まされることへの復讐……それが動機かもしれません。
男鹿田弁護士が(おそらく命がけで)ダム建設反対運動をしていたあたり、ただの仕事ではなく将来を約束していた女性がいたのでは?
6年前の話なので、巫女の鷺坂葵(現在20歳)は当時14歳だと考えると容疑者候補から外せるかも……。
今回の「金田一37歳の事件簿 最新4話」ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
前回の「金田一37歳の事件簿 第3話」ネタバレ感想記事はこちらから↓