2020年7月14日更新!
金田一37歳の事件簿 最新59話『終わらぬ災厄』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
金田一37歳の事件簿 最新59話 ネタバレ!
3人目の犠牲者
内側から板と釘で扉を塞がれた部屋の中から見つかった、金づちで額を割られた庭本大河の死体。
黒原「これで3人目…!我々はどうなってしまうんだ?」
現場が騒然となる中、ルポライターの佐熊洋平がまたも熱心に写真を撮る。
金田一は、女性陣の多くが怖がってリビングにいる中、なぜか画家の鹿野美雨が現場に残っていることを気にかける。
鹿野「怖いものは確かめたい性分だから。それに、女って案外血に強いのよ」
金田一と鹿野が話している横で、一人で盛り上がり始める佐熊。
佐熊「これは本物だ!庭本さんは霊を恐れて、自分で扉に板を打ち付けた!しかしポルターガイストでいとも簡単に殺されてしまったんだ」
興奮する佐熊を冷めた目で見る黒原。
黒原「まるで他人事ですね。明日の午後にバスが来るまで、私達は全員閉じ込められている。次に殺されるのはあなたかもしれないんですよ?」
金田一の疑問とイラつく黒原
金田一は現場を見て気になったことを黒原に聞き始める。
金田一「黒原さん。なんでこの部屋、大工道具なんて置いてあったんですか?」
黒原「急ごしらえの修繕だったから業者が置いていったのかも…。何か不具合があったらこれで直せるようにあえて残していったのかもしれませんし…」
金田一「おあつらえ向きすぎる気がするんです。工具箱と一緒に、暖炉の前には薪と板切れも置かれていた。まるで鍵のかからないこの部屋に、内側からこれで打ち付けてくれ、と言わんばかりじゃないですか」
なぜかイライラし始める黒原。
金田一「そもそも幽霊相手に、ドアに板を打ち付けたって、壁をすり抜けて入ってきちゃうじゃないですか」
それは気持ちの問題なのでは…と黒原が言いかけるが、横から鹿野が口をはさむ。
鹿野「庭本さんは幽霊でなく、人間を怖がっていたんじゃないですか?事件は全部人間の仕業…庭本さんがそう思っていたとしたら…」
金田一(…庭本さんは生きた人間を恐れていた。もしその通りなら、この館にいる誰か…?)
謎の新キャラ栗原チャールズ達郎
金田一と黒原は現場を調べ終え、モニター客を集めて結果を報告する。
現場は密室で外部から出入りした形跡はなかった。
中根沢「となるとやはりポルターガイストか」
白鳥「そもそも庭本さんはなぜそんなことを…?」
梅村「身に覚えがあったのでは?私はソムリエをやって長いですから、色んな人間模様を見ていると、後ろめたいものを持った方がなんとなくわかるんです」
ちらっと唐崎萌音を見る梅村。
唐崎は憤慨。
読者モデルの花塚イブは取り乱して白鳥にあたる。
白鳥も冷静ではいられないが、責任者として、こぶしを握り締めて冷静な対応を心掛ける。
金田一は白鳥に確認し、この開発自供計画を最初に提案したのが白鳥の上司であることを知る。
その人物は栗原チャールズ達郎。
スコットランド出身のハーフで、荘麗館もスコットランドからの移築…何らかの関係が匂わされる。
自動発火トリックを暴く金田一
金田一「いまこの館で起こっている騒ぎが、生きた人間によって起こされたとしたら、相当な計画とした準備が必要です」
金田一「ポルターガイストで偶然殺されたように見えた唐崎さん、久門さん、庭本さんの三人。本当は用意周到な計画犯罪によって、狙い撃ちで殺された可能性があります」
金田一の言葉に驚く一同。
黒原「人間の仕業…トリックと言うのは簡単ですよ。なら一つでもちゃんと説明してみせてくださいよ」
金田一「いいですよ。私マジックとか好きで、電子書籍でネタ本をDLして見返したり、自分でもやったりするんですよ」
まりん「主任のマジックですか?見たい!」
空気を読まずにワクテカするまりんを置いて、話を進める金田一。
金田一は自分のスマホにDLしておいたマジックのネタ本の中から、「リチウムを使った自然発火トリック」のページを開いて見せる。
リチウムは水をかけると高熱化し、発火する性質を持つ。
そのリチウムをカケラ状にして、蝋燭の芯にくっつけておく。
さらに、蝋燭のヘリには小さな氷をセット。
氷がとけて水になり、リチウムに触れれば、リチウムが発火して蝋燭に火が灯る…というトリックだった。
吊り橋が燃えたトリックも、橋の反対側に水の入った倒れやすい容器と、リチウムの欠片をばらまいておけば実行可能。
金田一「あの状況下で、かってに橋が燃えれば…誰もがポルターガイストだと思ってしまう。これは物理トリックであると同時に、巧妙な心理トリックでもあったんです」
探偵役を買って出る金田一37歳
金田一は橋が燃える時、ガソリンに匂いをかぎとっていたという。
金田一「幽霊はガソリンなんて使いません。犯人が撒いたものでしょう。あの時わかったんです。これは生きた人間の仕業だと」
白鳥「あなた…ただの下請けサラリーマンじゃあなかったの…?」
まりん「主任はすでにいくつもの難事件を解決してるんです。だって主任は、あの名探偵金田一耕助の孫なんですから」
ドヤ顔で開設するまりんに、驚く一同。
金田一「本当はもう謎を解きたくないんですが…お客様の安全と安心のため!ここは私が精いっぱい、謎を解かせていただきます」
冷や汗をかきながらも、ぐっとこぶしを握って営業スマイルを浮かべる金田一。
金田一「名探偵と呼ばれた、ジッチャンの名にかけてね」
一方、黒シルエットの犯人は内心焦り始めていた。
犯人(まさか爆風でガソリンに匂いに気づかれるとは…だが他にも怪奇現象の謎はまだある。解けるものなら解いてみろ。名探偵のお孫さんとやら。ククク)
金田一37歳の事件簿 最新60話 感想と考察レビュー!
勝手に火が付いたトリックはリチウムを使っていたのですね!
一応自分なりにどうやったか考えていたのですが、これは知識として知っていなければ解けませんでしたね…。
今回金田一のスマホに「マジックのネタ本」がDLされていることもさらっと触れられたのですが、今後もこのネタ本がトリックを暴くヒントになる展開もありそうです。
(金田一がマジックのネタ本なんて読んだら、地獄の傀儡師こと高遠遙一のことを思い出してしまいそうですが…)
今回は白鳥の上司である栗原チャールズ達郎という、事件に関係していそうな新キャラも名前だけ登場しましたね。
ただ、犯人候補として怪しいのは、探偵モードが入りかかった金田一に対して(口調は丁寧ですが)謎のイラつきやイチャもんをつけてきた黒原だと感じました。
事件を実行するために下準備が必要なら、電報堂の二人の内、どちらか一人は黒である可能性が高いと思うのですが…。
……はっ!
黒原は黒……黒だけに……!?
今回の「金田一37歳の事件簿 最新60話」ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
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