
2020年10月13日更新!
金田一37歳の事件簿 最新66話『隠されたもの』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
金田一37歳の事件簿 最新66話 ネタバレ!
最後の殺人に本物のポルターガイストが介入…!?
最後のターゲットである唐崎萌音を殺そうと、ナイフを振り上げる白鳥麗桜。
金田一が止めようとするが、間に合いそうにない。
しかし、白鳥がナイフを握る右手を、何者かが止める。
それは白鳥の左手だった。
白鳥「え?なんなの?手が勝手に…!離して…!」
金田一や他の面々は、困惑しながら見守ることしかできない。
白鳥「…お姉ちゃん、ダメだよ。あたしのこと心配してくれて、見つけてくれたのも知ってる。でもこれ以上はダメ…。あたしの好きなお姉ちゃんが…お姉ちゃんじゃあなくなっちゃうから…」
金田一が白鳥の顔を見ると、別人の顔になっている。
白鳥は握っていたナイフを落とし、その場でガクっとひざをつく。
思いとどまる白鳥
最後のターゲットを殺害する寸前だった白鳥だが、自分に起きた不可解な現象のおかげで、思いとどまる。
白鳥「ちはや…う…うぅぅ…!」
その場で泣き崩れる白鳥。
金田一は冷静に、(白鳥が一人芝居をして自分を止めた)と考える一方で…別のことが本当に起こった可能性もあるかもしれないと感じ、ため息をつく。
騒霊館殺人事件にはこれで幕が下りる。
後日、白鳥と萌音の証言から館が調べられ、壁の中から変わり果てた月森ちはやの遺体が発見された…。
事件の裏にあった真相
後日、今回のモニターツアーを主催した電報堂の部長が、関係者を旅亭に集めて土下座して謝罪。
事件解決に尽力した金田一とまりんも招待され、感謝を受ける。
金田一はそこで、今回の事件で知り合ったルポライター・佐熊と再会。
今回の騒霊館殺人事件の元凶となった、7年前の事件の真相を聞かされる。
唐崎萌音の自供によれば、7年前の事件の日、唐崎萌音と殺された3人は違法ドラッグを持ち込んでキメセクの真っ最中だった。
そこを月森ちはやに目撃され、逃げる月森を勢いあまって突き飛ばして階段から転落させてしまった。
その後に起きたポルターガイストはもちろん4人のやらせだった…。
まりん「サイテー!ひどい!同情の余地ナッシングじゃないですか」
金田一「佐熊さん、あなたはあの時、白鳥さんが止まったのは、妹の霊の仕業だったと思いますか?否定する気はないんですけど、思い出すとクラクラしちゃうっていうか…」
佐熊「オカルトの語源は、ラテン語で隠されたもの。見えないけど、確かにそこにある。この世はむしろ見えないものの方が多い。全部が本当じゃなくても、全部が嘘じゃない。不思議なことがあったっていいじゃないですか」
金田一「そんなもんすかね…」
金田一、佐熊、まりんの三人は、その後も夜遅くまで語り明かすのだった…。
金田一二三29歳!
翌日の土曜。
金田一がアパートで寝ていると、謎の女性が合鍵を使って部屋に入ってくる。
???「はじめちゃん、起きてよ、ねえ…」
しかし、なかなか起きない金田一に対し、女性はとうとうブチ切れて、雑誌で金田一の顔を思いっきり叩く。
女性「起きろっつってんだろはじめ!」
金田一が目を覚ますと、そこには金田一のいとこであり…
29歳になった金田一二山の姿が。
二三「どーせ安酒飲みすぎたとかでしょ。ほら水。ところで、送ったアレはもう読んでくれた?」
金田一「ああ、明日にでも…。てかお前、探偵社に勤めながらミステリー作家なんて…。顧客情報ネタにしてんじゃねえのか?」
二三「まさか。ネタは全部あんたの高校時代の事件とかよ。あたしアレンジ力に自信あるからわかりゃしないって」
ミステリー作家になっていた二三は、「聞いて聞いて!」と嬉しそうにあることを報告してくる。
二三「あたしの書いた小説、ミステリーの登竜門…オソカワミステリー大賞に佳作で入選しちゃった!」
金田一37歳の事件簿 最新66話 感想と考察レビュー!
今回で騒霊館シリーズはひと段落となりましたね。
犯人が過去の事件の真相をオカルトで知り、そして最後の犯行をオカルトで思いとどまる…という展開は、ミステリー漫画の中で行うにはものすごく勇気がいることだったのではないかな、と感じました。
個人的には全然ありというか、普通に面白かったですが、オカルト現象?に遭遇した金田一の第一印象が(一人芝居)だったり、解決後に佐熊から「そういうことがあってもおかしくないんじゃないですか?」という趣旨の発言をさせたり、オカルト現象の扱い方にはかなり気を配って描かれているように思いました。
(事件のトリックそのものは全て人の手で行われそこにオカルトは介在していなかったとしても)ミステリーにオカルトが少しでも入ることを嫌がる読者への念入りな配慮だったのかな…と思います。
どう見ても本当のオカルト現象が起こった様な描かれ方でしたが、それでもオカルトだと断定はされてないですしね…。
そして今回一番衝撃的だったのは、やはり成長した二三の再登場でした!
旧作での二三は小学生でしたから、間をすっとばして29歳になった姿を見せられると、二三だと言われなければわからないくらい、大きく変化・成長していて驚かされました。
(二三の姿が読者に示される直前に、「はじめ」呼びさせていたのもオカルトの扱いとはまた別なところで丁寧な配慮がされているな…と感じました)
髪形はミディアムとショートの中間くらいで、服装はあまりオシャレに気を遣ってない感じのラフな印象でした。
それでいてミステリー作家と言われると、なんとなくそんな雰囲気も感じられるヴィジュアルでした。
面影があるとしたら、目と眉毛かな…?
二三は金田一に定期的に何かを見てもらっているようですが、書きかけの小説を見せてトリック部分に関して指摘やアドバイスを受けていたりするのかな、と思いました。
二三が探偵社に勤めながらミステリー作家になっていたのも驚きましたが、一にもそういう道があったかも…と少し想像させられたというか、金田一が歩まなかった道をいとこの二三に変わりに歩ませたのかな(作者が)、と想像させられました。
次回からは二三も交えて新シリーズがはじまりそうで、楽しみです!

今回の「金田一37歳の事件簿 最新66話」ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!

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