2022年6月14日更新！
金田一少年の事件簿30th 最新11話『八咫烏村殺人事件⑪五重密室の謎』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます！ネタバレしタイガー！
ネタバレ記事は画像の使用（画バレ）と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。
金田一少年の事件簿30th 最新11話 ネタバレ！
謎を解いた金田一
現場検証を経て、事件の謎を全て解き明かした金田一。
朝食の時間に関係者がみんな揃っていることを確認し、今回の殺人事件と６年前の弁護士失踪事件の真相を今から解き明かす！と宣言。
女将のイネは八咫烏様の怒りを買うような真似はよせ、と忠告するが……。
他の面々は「謎を抱えたまま村を去りたくない」「弁護士がどこに消えたか知りたい」と金田一から真相を聞きたがる。
金田一「この事件は八咫烏様が起こしたんじゃない。生きた人間が行ったんだ。そして八咫烏を語った真犯人は、この中にいます！」
関係者達は金田一の発言に驚きながらも……今回起こった３つの殺人事件は密室だったり全員が一緒に行動していたり、今この場にいる人間には犯行は不可能なのでは？と主張する。
しかし金田一は、その不可能を可能にするトリックを見つけたという。
金田一「不可能犯罪が3つも。それはこの連続殺人事件の犯人”八咫烏”が悪魔的知恵の持ち主だということを物語っている。事件を村の伝説になぞらえることで八咫烏様の呪いという方向にも流した」
金田一「そして村はあと２週間でダムに沈む。再捜査は不可能。すべての証拠とともに事件を完全に迷宮入りさせることが犯人の狙いだったのさ」
金田一「まずは第一の殺人の五重密室の謎から解説する。みんなで現場に行こう」
金田一が五重密室のトリックを再現
まずは第一の殺人事件である五重密室の謎を解説すべく、現場の八咫烏神社へ全員で移動する。
真犯人（答えが分かっただと！？私はこの犯罪を八咫烏様から授かったんだぞ！貴様のようなよそ者に断じてわかるものか！）
金田一は現場に到着すると、一ノ扉の鍵をイネに開けてもらい、鍵をイネから預かる。
金田一は関係者たちを先に行かせて、死体を発見したときと同じように、一人ずつ鳴り物を鳴らしながら一列に進んでもらう。
先頭を歩く巫女の葵が、事件発生時と同じように途中の扉の鍵を空けながら進んでいき、最後の扉の前まで来る。
金田一に言われるがまま葵が扉を開けると、祭壇の扉になぜか……金田一がイネから預かった一ノ扉の鍵が張り付いている。
驚く関係者に、金田一がトリックの解説を始める。
暴かれる五重密室トリック
金田一「よく見てくれ。扉の隙間にテグスを通して鍵を引っ掛けたんだ」
現場の神社は急な斜面に立てられていて、奥に進むほど低くなる作りになっていた。
犯人はこの傾斜と、三の扉・四の扉・五の扉の上にある格子がボロボロになっていることを利用。
犯人は格子にテグスを通して、三の扉上の格子から祭壇の間まで続くロープウェイのような仕掛けを作った。
そして死体発見の直前、他の全員が先に行ったあとで、布でくるんだ江鳩の首をワイヤーにくくりつけて斜面を滑らせて祭壇の扉前まで運送。
証拠のワイヤーは頃合いを見て切断し、森の中へ飛ばされて証拠隠滅する仕掛けだった。
金田一「五重密室は見せかけだけで、四つは密室でもなんでもなかったんだ。最大の難関である五つ目の密室に首だけ送り込む仕掛けだ」
金田一「そしてあの状況でこのトリックを実行できた人物は、人だけだ」
金田一「３人の人間を殺し、事件を迷宮入りさせようと企んだ真犯人。八咫烏の正体はあんただ！」
金田一が真犯人を指差す……（黒塗りで読者には正体はふせられる）。
金田一少年の事件簿30th 最新11話 感想と考察レビュー！
五重密室の謎解き、解説されてみればすごくシンプルで大胆ながら、全く思いつかず……あっといわされる見事なトリックでした！
そしてこのトリックを実行できたのは一人だけ……。
首をロープウェイのような仕掛けで通すには、全員が先に進んだ後にしか行えず、つまり犯人は列の一番最後に並んでいた人物……。
つまり花鳥知不美こそが真犯人・八咫烏で間違いなさそうですね！
金田一が今回の事件と６年前の弁護士失踪事件、両方の真相を解き明かすと言った時に、花鳥知不美は「それは私も知りたい！男鹿田弁護士がどこへ来たのか！」と発言していたのも気になりました。
これが花鳥知不美の本心からの発言なら、今回の事件の動機にも大きく絡んでいそうな気がします。
今回の「金田一少年の事件簿30th 最新11話」ネタバレ感想記事は以上です！
ネタバレしちゃいましタイガー！
