2020年12月7日更新!
約束のネバーランド 特別番外編『自由の空を求めて』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
※ネタバレ記事は詳細な書き起こしではなく、あらすじがざっとわかる程度に、オリジナルの文章で書いてあるのだよ。
約束のネバーランド クローネの特別番外編 ネタバレ!
クローネ子供時代
子供時代のクローネは、農園から外に出され、シスターを目指して教育を受けていた。
ある日、課題としてシャツに刺繍をするよう言われていたのだが、他のシスター候補たちが刺繍を完成させる中、クローネだけが課題を提出できない。
正確にはできなかったのではなく、完成させた刺繍を、誰かに隠されてしまった。
クローネ(やられた、私は蹴落とされたんだ。これでもう終わり…)
???「先生、そこに落ちてました。これじゃないですか?」
ある一人の少女が、クローネの失くした刺繍を見つけてくれたらしく、クローネは難を逃れる。
その少女の名はセシル。
クローネとセシルは同じ農園の出身であり、シスターを目指すこの教育施設の中で、偶然再会したのだった。
セシル「クローネ、ここで生き残りたかったら、油断しちゃダメ。シスターになれるのは一握り、ママになれるのはさらに少ない。みんな周りを蹴落として自分が生き残ろうとしてるの。絶対隙を見せちゃだめよ」
セシルと再会できたことを喜ぶクローネ。
しかし、二人が所属しているクラスの中から、シスターになれるのは一人だけ。
それ以外は落第…つまり死を意味していた。
クローネ(全員で一つの椅子を奪い合う…。私とセシルも…。一体どうしたら…)
セシル「…クローネ。脱獄するわよ」
クローネと親友セシルの脱獄計画
クローネとセシルは自室で二人きりの状態で、脱獄について話し合う。
クローネたちの胸には脱獄防止のチップが埋め込まれており、敷地外へ出たら死。
無理に壊しても通知が届いてしまう。
セシル「…グランマの持ってる懐中時計。あれ、心臓のチップを止める機会なのよ。あれさえ無効化できれば脱獄のチャンスはある」
セシルはクローネに、練習用に古くから使われている刺繍を見せる。
刺繍の裏面には、本部の見取り図が糸で巧妙に隠された形で記されていた。
セシル「同じように脱獄を考えていたシスター見習いからもらったものなの。その人も他の見習いからもらったって。きっとその前も…」
セシルとクローネは脱獄を決意し、準備を整えていく。
脱獄時に目立たない服装、見張りの行動パターン、監視カメラの死角など、必要な情報を集めていく。
あとはグランマの懐中時計をなんとかするだけ…。
二人は脱獄後の夢を語り合いながら、その日を待つ。
脱獄計画に暗雲
ある日、クローネたちより先に、脱獄を試みる者があらわれる。
クローネたちシスター候補は、監視ルームに集められ、脱獄者の末路を見せつけられる。
必死に逃げようとしていた脱獄者だったが、あっという間に見つかり、あっさり殺される。
クローネは脱獄を諦めかけるが、セシルに説得されて、気を取り直す。
クローネ「…私、思いついたかも。グランマの懐中時計を盗みだす方法」
脱獄計画実行
グランマが浴室を使う日時は、丁度クローネが洗濯当番をする日であり、うまく人目を盗めば懐中時計を盗めるかもしれない…。
クローネはさっそくその計画を実行し、懐中時計を盗みだすことに成功する。
クローネ(やった!これでチップを止めて、今夜すぐ脱獄する…!)
しかし、懐中時計を開いたクローネは、それがチップを止める装置ではなく、発信機になっていることに気づく。
懐中時計を盗んでもチップを止められない…計画は中止するしかない…クローネはセシルの元へ急ぐ。
そこへセシルがグランマを連れて現れる。
セシル「グランマ。あなたの懐中時計をぬすんだのはクローネです」
セシルはグランマと裏で通じていた。
これまでも脱獄を企てるシスター候補を、裏で報告し続けていたのだった。
セシル「バカね。言ったでしょ。みんなどんな手を使ってでも生き残ろうとするって。ちゃんと忠告したのに…。あんたの刺繍、隠したの、誰だったと思う?」
クローネは絶望の中、投獄され、獄中で涙を流す。
クローネ(わかったわよ。この世界で生き残るためには、他人を裏切り、引きずり落としてでも、生き残っていく道はないんだ…)
吹っ切れたクローネ
クローネはグランマに、あることを報告する。
それはセシルがクローネに見せてくれた、本部の見取り図が記された刺繍の存在。
その刺繍が決め手となって、今回の脱獄の首謀者はクローネではなくセシル、と判断される。
クローネはギリギリのところで処分を免れ、代わりにセシルが処分されることに…。
セシルを蹴落として生き残ったクローネは、がむしゃらに成績を上げ続け、ついにシスターになる。
さらに10年後、第三プラント…GFハウスへ補佐役として出向くことに。
クローネ(ざまあみろ、セシル。あんたを出し抜いたように、ママの座だっていずれ手に入れて見せる!)
セシルの真意とクローネの末路
一方、処分を言い渡されたセシルは、鬼たちに殺される間際、クローネのことを想っていた。
セシル(よかった。上手くいった。あの子には死んでほしくない。脱獄は不可能。なら強くなるしかない。私を売らせて、この世界で生き残っていける冷酷さを…。あんたは生きるのよ、クローネ…)
セシルは暗い地下室で殺される間際、できればクローネと一緒に、自由になって空が見たかった、と想いを馳せる。
そして十数年後、クローネはGFハウスでの失敗で処分される。
二人は天国で再開し、自由な空の下を笑顔で駆けるのだった…。
約束のネバーランド クローネの特別番外編 感想と考察レビュー!
セシル…なんといういい子…。
そしていい話でした…すごく…。
約ネバ実写映画の公開が迫っていますが、クローネのこの過去を知ってから映画や漫画の序盤を見てしまうと、クローネの印象が全然変わったものに見えてしまいそうです。
セシルが自分を犠牲にして生かしたクローネ。
そのクローネも最後は殺されてしまうわけですが、そのクローネもエマ達にミネルヴァのペンを遺したり、脱獄の手を貸していて…決して生き残ったことは無駄じゃなかったんですよね。
過酷な世界で非業の死を遂げながらも、託し、受け継いでいく…。
そして次回はママ・イザベラの番外編が掲載されるとのことで、そちらも期待大です!
今回の「約束のネバーランド クローネの特別番外編」ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
コメント
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