
2019年9月12日更新!
ゴールデンカムイ 最新212話『怒り毛』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!

まずは前回211話『怒りのシライシ』の内容を振り返ってみるよ。
ゴールデンカムイ 前回211話 あらすじ
鶴見中尉が杉本たちと合流する日がやって来た。
杉本は朝帰りの白石から説教を受ける。
アシリパを相棒としてちゃんと見れていないこと、ギラギラした狼からショボショボくたびれ男になってしまったこと…。
そして鶴見中尉が到着し、アシリパがのっぺらぼうと同じ目をしていることを確認。
アシリパは大量の矢を上空に向かって放ち、狙いを察した杉本が「毒矢だ!」と叫んだことで周囲は混乱に。
決意を固めた杉本はアシリパと一緒に逃げ、二人だけで金塊を見つけ出そう!と叫び、改めて相棒としての第一歩を踏み出すのだった。
ゴールデンカムイ 最新212話 ネタバレ!
逃げる当てがあるアシリパ!
家(チセ)まで送るよ、と優しく微笑むイケメン杉本が今回の扉絵(カラー)。
そして本編。
鶴見中尉達から逃げるために、人気のない建物の中を通り抜けていく杉本とアシリパ。
杉本「逃げる先に当てがあるのか?」
アシリパ「ある!!」
一方、アシリパの矢で混乱していた鶴見中尉達。
すでに混乱から立ち直っており、逃げた二人の捜索を開始していた。
置いていかれた谷垣は杉本たちの判断を非難。
鶴見中尉はフチの村を知っており、逃げれば戻れなくなる、と。
(谷垣の今の目的はアシリパをフチの所へ連れ帰ること)
杉本VS宇佐美!
米俵が置かれている倉庫の中を抜けようとする杉本とアシリパ。
しかし出口の前に宇佐美が立ちふさがる。
宇佐美「あ!!いたいた」
いきなり銃をぶっ放してくる宇佐美。
銃声が外にいた菊田と月島の元にも届く。
銃を避けた杉本にエルボーをかます宇佐美。
杉本は宇佐美の上半身を抱えて地面にたたきつけ、顔面を足蹴にする。
宇佐美も負けじと腰から剣を引き抜くが…
アシリパが落とした米俵につぶされてしまう。
月島が杉本に発砲!鯉登も駆けつけてくるが…
先ほどの宇佐美の銃声で、鶴見の部下たちが集まってくる。
杉本たちはなんとか外へ出るが、そこへ月島が現れ、銃を構えてくる。
杉本に対して止まるよう指示する月島だったが、杉本は構わず逃げようとする。
そこで月島が発砲。
銃弾は杉本の左胸のあたりに命中。
鮮血をほとばしらせて倒れる杉本に対し、駆け付けてきた鶴見の部下たちがさらに銃弾を浴びせる。
アシリパが顔色を変えて杉本に駆け寄り、アシリパを殺すわけにはいかない月島の指示でようやく銃撃が止む。
そこへ鯉登も部下を引き連れて駆けつけてくる。
動かない杉本とうろたえるアシリパを見て、近づいて拳銃を構える鯉登。
鯉登「逃げればこうなることはわかっていたはずだ」
暗い瞳でそういう鯉登だったが、月島がはっと気づいて叫ぶ。
月島「何をやっている、近づくな鯉登少尉!!」
アシリパは倒れている杉本の髪の毛が、手負いのヒグマのように逆立っていることに気づく。
月島「離れろ!そいつは…!!」
月島が鯉登に叫び続けるが、鯉登の表情はどこかうつろで、動こうとしない。
不死身の杉本が大暴れ!うつろな鯉登
次の瞬間、アシリパを抱えて立ち上がった杉本は、鯉登の左肩に銃剣を差し込み、貫通させる。
杉本「俺は、不死身の杉本だ!!」
鬼気迫る表情で叫ぶ杉本。
鯉登の隣に立っていた部下が発砲するが、それより早く杉本が銃口を押しのけて弾をそらす。
そして銃の先端についていた金具を外して銃剣を奪い取り、顔面に突き刺す。
鯉登はやはりうつろな瞳のまま、フラ…と拳銃の銃口を杉本に向けるが、怒りの形相で大暴れする杉本にのされ、逃げられてしまう。
アシリパを抱えてダダァ~ッと走り去っていく杉本。
鯉登の演技に気づいていた月島。無関心な鶴見
月島「鯉登少尉殿、診せてください」
杉本とアシリパが逃げていってしまう中、月島は負傷した鯉登のそばに。
菊田「月島軍曹、追え!逃げられるぞ!」
菊田は杉本とアシリパを追って走り去っていく。
鯉登「行け月島。私はいいから…」
杉本に刺された銃剣がそのままになっている鯉登。
うつろな瞳で月島に向かってそう言うが…。
月島「いつも感情的になって突っ走るなと注意していたでしょう…」
心配そうな表情の月島。
月島(昨日は素直に聞いてくれたのに…)
そんな月島と鯉登の隣を、ザッ…と鶴見が通り過ぎていく。
鶴見は月島と、そして刺されいてる鯉登の方をチラッと一瞥するが、まったく表情を変えず、すぐに視線を杉本たちが逃げた方へ移す。
月島は帽子のつばから、どこかにらむような視線を無言で鶴見に向ける。
アシリパ「頑張れ杉本!!もう少しだッ」
杉本の手を引いてどこかへ向かって急ぐアシリパ。
一方、手を引かれている方の杉本は、撃たれたケガが重いのか、うつむいて辛そうな様子を見せながらも、何とか足を止めずに走り続けるのだった。
ゴールデンカムイ 最新212話 感想と考察レビュー!
前回の白石の説教?の効果もあってか、再びアシリパの相棒として走り出した杉本は、やはり活き活きしていて、見ていて爽快ですね!
さっそく銃弾の雨を浴びてハチの巣になってしまいましたが…普通なら動けなくなるような状態から、覚醒したかのように大暴れする杉本の煌めきが久々に見れて、(辺見和雄じゃないですが)大興奮でした!!
ゴールデンカムイはやっぱりこういう、命を懸けた戦いがめちゃくちゃ熱くて面白いですよね…。
ただその裏で、鯉登は今回ひたすら生気がなく、ずっと空虚な表情を浮かべていましたね。
薩摩示現流の使い手である鯉登が本気で杉本を止めようとするなら刀を使うべきなのですが、拳銃をだら…と向けるくらいで、全然本気じゃない感じですよね。
杉本に刺されても、倒されても、驚きもしていないというか、このまま殺されてしまっても別に構わない…とすら思っているように見えました。
(一応前回、アシリパの放った矢をぐにゃ、と避けてはいましたが)
そして杉本たちが逃げていく中、追いかけるより鯉登の容態を見る方を月島が優先したのは、さり気ないシーンながら…グッとくるものがありました。
(昨日は素直に聞いてくれたのに…)という独白からも、やはり前回、鯉登が鶴見中尉にますます心酔したかのような態度を見せたのは演技だったようですね。
月島もそれを見破りながら…自分の意を汲んでくれたとして、あえてその嘘に乗ってあげていたのですね。
そしてそんな二人を一瞥しながら、何の言葉もかけず、顔色一つ変えない鶴見中尉…。
これも月島が見たかった鶴見劇場の一幕、なのでしょうか。
再び活き活きし始めた杉本と、対照的に意気消沈してしまった鯉登…
杉本とアシリパがどこへ向かうのかも気になりますが、個人的は鯉登が今後どうなっていくのか、という点がより気になります…!

今回のゴールデンカムイ最新212話ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
今回は「2019年9月12日」発売の「週刊少年ヤングジャンプ41号」に掲載された「ゴールデンカムイ 最新212話」の内容を、ネタバレ含む感想記事としてレビューしました!
次回の「ゴールデンカムイ 第213話」は、「2019年9月19日」発売の「週刊少年ヤングジャンプ42号」に掲載される予定です。

コメント
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