
2019年1月23日更新!
ゴールデンカムイ 最新227話『共犯』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
ゴールデンカムイ 最新227話 ネタバレ!
宇佐美の童貞喪失?
親友の智春を踏みつけにした少年宇佐美。
鶴見が止めに入る。
宇佐美「僕は気が進まなかったのに、篤四郎さんがこっちの広いとこでやりなさいと言ったから…」
親友にこんなことを…と言おうとする鶴見を遮る宇佐美。
宇佐美「親友?いつだって篤四郎さんとの時間を邪魔しやがって」
宇佐美「こいつの親が第二師団の偉い人だから篤四郎さんに目をかけてもらっていたのは、許す!」
宇佐美「こいつが東京の陸軍学校へ行って将校になって篤四郎さんにますます近くなるのも、許す!」
宇佐美「それを今日まで言わずに僕を見下していたのも、まあ…許す!」
許す!と叫ぶたびに、うん、うん、となずく宇佐美。
しかしそんな宇佐美にも、鶴見がさきほど、道場の中で智春にかけた言葉は許せなかった。
鶴見「気持ちの強さは時重君に負けてない。その気持ちがあれば、智春君の方がきっと強くなるよ」
宇佐美「僕にはそれだけだったのに!徳四郎さんが僕を一番だと認めてくれていたことが!僕のすべてだった!」
鶴見は宇佐美を軽く抱いて、すまなかった、と謝る。
鶴見「ああいえば智春君が諦めてくれると思っただけだ。君が今でも私の中で一番だよ」
宇佐美「なあんだそうだったんですか。ヨカッター」
宇佐美はすぐ笑顔になり、動かなくなった智春を見て、「それ死んじゃいました?」とこともなげに言う。
宇佐美は鶴見のことを「共犯」だと言い、鶴見は宇佐美にある筋書きをさずける。
「鶴見の乗って来た馬に智春が蹴られてしまった」ということで、この事件は収まる。
宇佐美が初めて人を殺したこの場所は、宇佐美にとって「聖地」となり、この事件は宇佐美にとって「童貞喪失」を意味するものとなった。
鶴見の馬が智春を蹴り殺してしまったことで、怒った智春の父によって鶴見の馬は殺される。
さらに鶴見は北海道に左遷されてしまうが、「その方が自由にできることもある」と言って、「第七師団で待ってるよ」と少年宇佐美をスカウト。
愛が殺人への壁を乗り越える
鶴見が道場の武田先生と話していた場面の続き。
多くの兵士たちが「発砲する振り」をする中、どうすれば敵兵を殺させることが出来るか。
鶴見は日清戦争を経て、「愛」が答えだと見出していた。
「敬愛する上司、愛する同志の期待を裏切る不安」が殺人への壁を乗り越えさせるのだと。
いかに部下との愛を育むかが指揮官の課題…。
ただ、多くの兵士が羊なのに対して、生まれながらの「犬」がわずかにいる。
攻撃性が強く忠実で、後悔や自責を感じず人を殺せる…。
軍隊にはそんな犬こそが必要であり、宇佐美こそがその犬であることが示されるのだった。
同類の匂いをかぎ取る宇佐美?
現代。
札幌の連続殺人事件の犯人を捜しに行っている宇佐美と菊田。
宇佐美は犯人について思うところがあるらしく、新聞を読みながら菊田に語って聞かせる。
宇佐美「殺しのための殺しですよ。こいつは殺害現場に何度も戻って、自分の殺しを妄想して自慰行為をするような変態に違いない。僕にはわかるんです!!」
インカラマッの占い
一方、第七師団の病室では、二階堂が「義手がなくなった!」と騒いでいた。
インカラマッが占ったところ、鯉登が怪しい、という結果になり、鯉登のベットから二階堂の義手が出てくる。
鯉登はすっかりインカラマッの力を信じており、魔よけとして木の根を高い値段で買わされたり、いいカモにされていた。
鯉登と違って月島はインカラマッの占いを信じていない。
インカラマッ「見つからないものとか、探しているものはありませんか?」
いご草ちゃんのことを思い浮かべる月島だったが…
月島「オレを手なづけようなんて思うなよ」
インカラマは谷垣が戻ってこないことから、自分が人質にされているからなのでしょうか、と月島に聞くが、月島は答えない。
そんな中、義手を取り戻した二階堂は、中に何か詰まっていることに気づく。
デロ、と中から出てきたのは、鯉登によって入れられていた「羊羹」だった…。
ゴールデンカムイ 最新227話 感想と考察レビュー!
部下たちに対して自分を信仰させるような行動をとって来た鶴見中尉ですが、「愛によって人を殺せる兵士」を作るためだったのだな、と、行動原理が少しだけ分かった気がしました。
鯉登や月島は鶴見理論の成功例?だと思うのですが、宇佐美は何をするでもなく、勝手に鶴見に愛を抱き、殺人への罪悪感など元から持っていない、ある意味理想の兵士だった、と言えそうです。
宇佐美は札幌の殺人鬼に対して、「僕にはわかるんです!」とその行動をプロファイリングしていましたが、おそらく宇佐美も同類だからこそわかるのでしょうね。
何度も現場に戻ってきて妄想して…のあたりとかは特に、宇佐美も鶴見との聖地に何度も足を運んで、自分自身がやっていたことなんだろうなあ、と感じました。
宇佐美もやばいですが、宇佐美のやばさというか、本性に気づいた途端に的確な対応を取れる鶴見もやはりやばいですよね。

今回のゴールデンカムイ最新227話ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!

コメント
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