金田一37歳の事件簿 最新80話 ネタバレ感想 VS高遠の12神

金田一3780 金田一37歳の事件簿
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ネタバレタイガー
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2021年5月11日更新!

金田一37歳の事件簿 最新20話『どこでもドア』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!

とらじろう
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ネタバレ記事は画像の使用(画バレ)と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。

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金田一37歳の事件簿 最新80話 ネタバレ!

ヘルメス小美野に挑む金田一

謎を全てといた金田一。

金田一が犯人と睨んでいる小美野は、フミとのドライブデートを終えたところで、フミをマンションまで送り届けていた。

別れ際、フミにキスする小美野だったが、マンションの入り口前に金田一が待ち構えていた。

小美野(彼が来たということは、何かをつかんだということ。面白い。地獄の傀儡師から十二神ヘルメスの名をもらった小美野悠人が受けて立とうじゃないか)

金田一はさっそく、今回の殺人事件の真犯人は小美野悠人だと言い切る。

とぼけようとする小美野。

フミは小美野の味方をするフリをしつつも、内心では金田一を応援する。

アリバイトリック解明

小美野はさっそく、自分には鉄壁のアリバイがあると主張し始める。

被害者2人の死亡推定時刻に、フミと一緒にいた、と。

金田一「ずっとじゃない。1人目の殺害現場に向かう途中、ホームセンターで懐中電灯を買うために10分間フミのもとを離れている。その時間は2人目の犠牲者神山礼児の殺害時刻と一致している」

しかし、その時小美野達がいた埼玉の綾瀬から、二人目の殺人現場の東京足立区綾瀬は往復1時間半。

小美野「たった10分で人を殺して戻るなんて、どこでもドアでもなければ無理ですよ」

金田一「どこでもドアですか。あたらずとも遠からずってやつですね。あなたはそれこそどこでもドアでも使ったかの如く、扉ひとつで殺人現場に向かうことが出来た」

小美野の犯行を一から暴いていく金田一

金田一は小美野がどのように殺人を行っていったかを順に説明していく。

オソカワミステリ大賞、授賞式の前々日…。

13日にまず、最初に殺す予定の朝霧を拉致。

14日になったばかりの深夜、埼玉綾瀬の廃屋バスルーム内で朝霧をビデオで撮影しながら惨殺。

14日の午後、次に殺す神山礼児を拉致、足立区綾瀬の廃屋に監禁。

全身をぐるぐる巻きにしてビニール袋をかぶせ、窒息寸前までビデオ撮影。

その後、ビニールを外してクロロホルムで気絶させ、翌15日、ビニールシートでさらにぐるぐるに巻いて神山自身の車のトランクに放り込む。

小美野が神山の車を運転し、例のホームセンターの駐車場(監視カメラの死角)に停め、自分はタクシーで帰宅。

そして夕方、受賞パーティ会場にベンツで向かう。

次は瀬戸倉涼こと蛭町涼の拉致。

小美野はあらかじめ、時間をかけて瀬戸倉の信頼を得ていた。

綾瀬連続殺人事件の本当の作者は小美野で、労せずミステリ作家になって高額の賞金が手に入るというおいしい提案をして、瀬戸倉涼をその気にさせた。

金田一「小説の筋書きに合わせて連続殺人が起こるというシナリオを用意することで、複雑な計画犯罪をシンプルな劇場型見立て殺人に見せ、遠く離れた三つの場所で事件が起こることに必然性を持たせた。そして自らが事件を追うフリで現場に赴くことで完璧なアリバイを手にした。それがあなたのトリックだったんだ」

小美野の使ったどこでもドア

受賞式当日。

小美野は瀬戸倉を人気のない場所に連れ出し、麻酔を嗅がせて拉致。

全身ぐるぐる巻きにして、あらかじめ準備していたある場所へ監禁。

小美野はそのまま何食わぬ顔で授賞式会場へ向かい、隙を見て映像をすり替える。

映像のすり替えも、段取りが分かっているパーティ常連だからできたことだった。

そして騒ぎが起こり、フミに同行する形で第一の現場へ向かう。

そして途中、ホームセンターに寄って、あらかじめ止めておいた神山礼児の車に向かって、トランクの扉を開ける。

そして中に転がされていた神山にビニール袋をかぶせ、ぐるぐる巻きに。

これであとは何もしなくても神山は窒息死する。

小美野は何食わぬ顔でホームセンターで買いものを済ませ、フミの元へ戻った。

その後、埼玉綾瀬の現場を見て、フミを家に送り届けた後、再びタクシーで例のホームセンターへ。

神山の死体を乗せた車で足立区綾瀬の廃屋に行き、死体を殺がし、あらかじめ撮影しておいた窒息寸前までを撮影した動画を編集の箕田に送信。

金田一「映像を見た俺たちは、つい数時間前足立区の現場で彼が殺されたと信じ込んだ。だが本当は例のホームセンターで殺人が行われていたんだ」

最後のアリバイ

(演技でも)小美野を擁護できなくなってくるフミ。

しかし小美野はなおもシラを切り続ける。

小美野は、金田一の語っていることは想像が産んだフィクションだと否定。

瀬戸倉が死んだ時にフミとひとときも離れず一緒に行動していたというアリバイを持ち出してくる。

金田一「それもトリックです。あなたは1分にも満たない時間の死角で瀬戸倉を殺したんだ」

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金田一37歳の事件簿 最新80話 感想と考察レビュー!

金田一による怒涛のアリバイ崩しが始まりましたね…!

それでも全く動じずにシラを切り続ける小美野ですが、おそらく最後の砦である瀬戸倉殺害時のアリバイもすでに金田一は解いてしまっている様子。

次回あたりで全ての謎が解明され、流石の小美野も観念するかと思いますが…。

やはり気になるのは、彼が高遠の12神であり、フミの彼氏でもあるという、特別なキャラ付けがされている犯人だということ。

真相解明前に犯人が読者に示されるという珍しいパターンなのも気になりますし、金田一が真相を暴く時は関係者一同を集めるというお約束すら崩しているんですよね…。

これはやはり事件の真実を暴いた後にもうひと悶着用意されていて、そこを最高の盛り上げポイントにするためにこのような変則的な構成にしたのでは?という気がします。

高遠による「不出来なマリオネットめ」展開以上の何かが待ち受けていそうです。

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今回の「金田一37歳の事件簿 最新80話」ネタバレ感想記事は以上です!

ネタバレしちゃいましタイガー!

コメント

  1. […] 金田一37歳の事件簿 最新80話 ネタバレ感想 VS高遠の12神ヘルメス小美野に挑む金田一 謎を全てといた金田一。 金田一が犯人と睨んでいる小美野は、フミとのドライブデートを終えた […]