2020年8月11日更新!
金田一37歳の事件簿 最新62話『犯人の誤算』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
金田一37歳の事件簿 最新62話 ネタバレ!
謎の幽霊?
荘麗館を背景に、姿の見えない謎の人物のモノローグから始まる。
???(あなたはあたしのこと気づいてたのね。それでこんなことを…。まだ一人残ってる。どうしてもやるの?)
???(ヤラナクチャ…アトヒトリ…)
検証を終えた金田一
前回、事件の現場を検証して回った金田一。
他の面々の元へ戻ると、予定されていた片づけを「証拠保全のため」中止してほしいと頼む。
金田一「ここで起きた3人の死は、騒霊の仕業なんかじゃない。生きた人間の手による巧妙な計画殺人だったんですよ」
驚き騒ぎ出す一同に、金田一は言う。
金田一「犯人は、この中にいる!」
まだ半信半疑の一堂に、金田一はこれまで起きたポルターガイスト現象がどう起こされたのか、トリックの解説を始める。
グラスが勝手に落ちて割れるトリック
金田一はまず、カウンターのグラスが勝手に落ちて割れた現象について解説。
グラスに少量の水を入れて、こぼれないように傾けた状態で水を凍らせる。
グラスの片方にだけ氷を張りつかせることで、重心をずらしたグラスが完成する。
そのグラスをカウンターぎりぎりのところに置き、氷が解ければ重心が崩れ、倒れるようにしておく。
後は時間が経過して氷が解ければ、グラスはバランスを失って勝手に落ちて割れる…というトリックだった。
勝手に飛び出す矢のトリック
金田一は続けて、第一の殺人事件のトリックについても、種明かしを始める。
最初の犠牲者である唐崎星也は、飲みすぎたと言ってトイレに向かおうとして、扉の取っ手に手をかけたところで、首に矢が刺さって死んでしまった。
金田一は唐崎星也が死んだダイニングで、彼の死の直前の行動を再現して見せる。
金田一との無言のアイコンタクトで、まりんはダイニングの外へ。
そして金田一が扉の取っ手に手をかけると、唐崎星也が死んだときと動揺、ひとりでに矢が飛んできて、金田一の背中にドッと突き当たる。
騒然となる一同だったが、矢の先端には硬い消しゴムが刺さっており、金田一は無傷だった。
そして矢はひとりでに飛んだのではなく、扉の向こうにいたまりんの仕業だった。
キャビネット上の矢にはあらかじめテグス糸がひっかけてあり、床に這わせて扉の隙間から外に出してあった。
テグスの先には砂袋のような重りがつけてあり、その状態で犯人は扉の外で待機して、唐崎星也がトイレに立つのを待っていた。
そして唐崎星也が来たところを狙って、砂袋を壁に向かって投げ、テグスがひっぱられることで、結ばれていた矢が動き出し、唐崎星也に突き刺さったのだった。
首に刺さったのはたまたまで、猛毒が塗られていたから、当たるのはどこでもよかったのだった。
犯人の誤算
あとは糸を切って回収すれば証拠は残らないはずだったが、犯人には誤算があった、と金田一。
犯人がトリックに砂袋を使ったのは、音や傷を避けるためだったが、古くなっている荘麗館の壁は想定以上にもろかったため、砂袋が壁に当たった際に、壁の一部がパラパラと落ちてしまっていたのだった。
絞り込まれる犯人候補
金田一の推理を聞いていた佐熊が、「そのトリックだと犯人はかなり絞られるんじゃ?」と感づく。
金田一「そう。このトリックは室内にいてはできない…」
唐崎星也が死んだとき、現場となったダイニングの中にいたのは、金田一とまりん、ソムリエの梅村、唐崎萌音、中根沢、佐熊、まずこの7人が犯人候補から外れる。
残ったのは、すでに殺された久門朝香を除けば4人。
画家の鹿野美雨、読者モデルの花塚イブ、電報堂の白鳥麗桜と黒原太。
金田一「この4人の中に、犯人がいることになります」
犯人候補にされた4人の中から憤慨の声が上がる。
そもそも初対面なのになぜそんなことをする必要が…という言葉に対し、金田一は反論する。
金田一「僕にはここに集まった何人かが、知り合いだったように思えてならないんです。それが今回の殺人事件の動機にかかわっている…!」
金田一の推理を聞きつつ、黒塗りの犯人が焦りを見せ始める。
犯人(どこまで掴んでるんだ、この男…!しかしまだ第二第三のトリックがある。ポルターガイストの正体…見破られるはずがない…!)
金田一37歳の事件簿 最新62話 感想と考察レビュー!
すでになぞ解きを完了し終えた金田一…このまま一気に犯人を指摘するところまで行きそうな流れですね。
グラスや矢のトリックは、もっと大掛かりなことをやっているのかと思いきや、シンプルかつ、自力ではとても思いつかないようなすごいトリックだと感心させられました。
金田一がトリックの解説をするときに、まりんが裏方で動いてくれてるのも、相棒感が出てきていて良かったです。
冒頭に幽霊?の謎のモノローグがありましたが、犯人は本当はもう一人殺したかったのでしょうか?
だとすれば、やはり何か知っている感のある唐崎萌音でしょうか。
犯人候補は残り4人ですが、やはり怪しいのは電報堂の二人のように思います。
読モの花塚イブはシャワーシーンで背中に自傷の跡がある意味深なシーンがありましたが、あれはミスリードで、事件とは無関係に、ただのストレスなんじゃないかな…と思います。
画家の鹿野美雨は今のところ怪しいところはないように思うのですが、そう思わせておいて真犯人だったら驚きです。
あとはかなり手が込んだ事件なので、裏で高遠遙一が関わっているかにも注目したいですね。
今回の「金田一37歳の事件簿 最新62話」ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
次回の「金田一37歳の事件簿 63話」もネタバレ記事を更新予定だよ。
コメント
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