金田一37歳の事件簿 最新94話 ネタバレ感想 真犯人、判明!

金田一37歳94話ネタバレ画像 金田一37歳の事件簿
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ネタバレタイガー
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2021年12月14日更新!

金田一37歳の事件簿 最新94話『二重の不可能』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!

とらじろう
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ネタバレ記事は画像の使用(画バレ)と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。

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金田一37歳の事件簿 最新94話 ネタバレ!

殺人二十面相の正体が判明!

金田一が指差した、殺人二十面相の正体。

それはウェブデザイーナーの億野冴月だった。

金田一「あなたこそ、天才芸術家・亜良木豪であり、カルト教団教祖の息子・御堂力也。いくつもの顔を持つ犯罪者、殺人二十面相だ!」

驚く一同。

億野は犯行を否定し、そもそも亜良木豪は男のはずだと指摘する。

金田一「乱歩の描いた二十面相のように、男にも女にも化けられるあなたには、その程度どうってことないんじゃないですか?」

憶野「そんな昔の探偵小説みたいに!そもそも私が犯人だっていう根拠をまだ聞いてないわよ」

鹿倉の証言

さきほど金田一が説明した赤い部屋のトリック。

それを聞いていた鹿倉も、「あれは憶野さんにしかできなかったかも」、と言い出す。

鹿倉「一つ目の双眼鏡を覗いた後、みんなで移動しようとしたら、憶野さんだけもたついてて、てっきり落とし物でもしたんだと思ってたけど………」

憶野は鹿倉の発言にのっかり、まさに落とし物をしたんだと言い逃れようとするが……。

金田一「落とし物って、丈夫なテグスとかですか。そのテグスと布の回収時間を稼ぐために出したのが、黄金仮面のメッセージ。全員をバラバラ行動させて、回収するチャンスを作ったんだ」

金田一「でも、中庭に行くと先客に船橋さんが来てしまっていた。あなたは船橋さんを殺し、そのどたばたの中で芝に張り付いて残ってしまったのが、例の両面テープだったんです」

犯人の掘っていた墓穴

赤い部屋のトリックに使われた布。

その布の隠し場所は、実は天井から降りてきた人形が来ていた着物の中に隠されていた。

金田一は人形を見た瞬間に、隠し場所にピンと来ていた。

金田一「人形の銃に撃たれた時、犯人の妙な行動に気づいたんです。赤い部屋で殺人が起きた時、人形が降りてもピストルは発射されなかった。てことは、犯人はその後で撃鉄を起こしたってことになる。それができたタイミングは、全員がバラバラに行動した時だけ。つまり船橋さん殺しが起きたあたり」

金田一「中庭での殺人は予定外のこと。時間に余裕がないはずの犯人が、成功率の低い銃の殺人装置を仕込むためにわざわざ人形の上げ下げなんてするだろうか?他に目的があったとすれば、トリックに使った仕掛けの布を隠すこと。撃鉄はそのついでだったんだ」

憶野が保険のために仕掛けた銃の殺人装置。

それがあったおかげで金田一はトリックに気づけたという。

金田一「墓穴を掘りましたね。あの殺人装置に狙われていなければ、俺はこの隠し場所に気づけなかった」

憶野「……その布に指紋でもついてるっていうの?それが証拠?私はやっぱりこの中に犯人はいなくて、どこかに隠れてるか逃げちゃったんだと思うけど」

第二の殺人。密室殺人のトリックは?

憶野「2人目の島咲さん殺しは?完全な密室状態の蔵を、金田一さんたちが鍵を開けて死体を発見。あたしが蔵に来たのはその後……。これって二重の不可能じゃない?」

金田一はトリックを説明するため、現場になった乱歩の蔵への移動を提案。

全員で移動しつつ、金田一は死体発見前後の状況を説明する。

金田一「俺と葉山君と船橋さん。そして蔵の前で合流した赤嶺さんの4人で蔵へ入ろうとした。船橋さんの持っていた鍵で扉を開けて、奥のスライド式の鍵のない扉も開けて中へ入ると……」

そのタイミングで憶野が蔵へ入ってくる。

直後、今度は魚森が蔵へ入ってくる。

金田一「魚森さんは葉山君にこう尋ねてましたよね。葉山さんたちは5人ずっと一緒だったんですかって。俺は小さな違和感を覚えていた。蔵の前は視界を遮るものなんてない。あのタイミングなら魚森さんは蔵に入っていく憶野さんの姿が必ず見えていたはず」

あっ!と驚く一同。

金田一「でも、見えていなかった。だから俺たちが5人一緒だったと思いこんだ」

金田一「憶野さんが蔵に入ったのは、俺たちより先だった。島咲さんを殺すために!」

金田一はさっそく憶野が使ったトリックを実演してみせると言い出す。

金田一「みんなで入って来てください。ネタバレしかねない億野さんは除いて。おっと、一人にしたらまんまと逃げて別の顔で姿をくらますかもしれませんね。青鬼先生、これで億野さんを見張っててくださいね」

金田一は赤い部屋から持ち出したという、実弾入りのピストルを青鬼にたくす。

億野「金田一、思ったより手ごわいな。だが、僕の仕組んだトリックを全て解いたなんてハッタリだ!僕が犯人だという証拠なんてない!勝負はこれからだぞ、金田一耕助の孫!」

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金田一37歳の事件簿 最新94話 感想と考察レビュー!

真犯人はやはりウェブデザイナーの億野でしたね!

億野が蔵に入った直後、蔵に入ってきたはずの魚森が億野の姿を見てないらしいことが読み取れるようなセリフになってたのは、金田一から指摘されるまで気づず、読んでいて自分もあ!といわせられる、見事は伏線回収でした!

どんどんトリックを暴かれているはずの億野が、金田一の手ごわさを認めつつも……。

「証拠はない」と一貫した態度を取っているのが気になりました。

ひょっとしたら本当に億野は完全な証拠を残していないが故の自信なのかもしれません。

だとしたら、金田一もそれを承知の上で億野に何か罠を仕掛けようとしている……?

億野を一人にしたら逃げられるかもしれないから、と青鬼に見張りを頼みながら拳銃を手渡すシーンがありましたが、これもちょっと引っかかりました。

剣持のおっさんならともかく、青鬼は警察官でもなんでもない一般人。

銃の扱いに長けているとは思えませんし、この短期間の間でそこまで金田一が青鬼を信頼するようなエピソードもなかったように思います。

ひょっとして青鬼も共犯で、金田一はそれを知った上で、共犯者をいぶりだす目的でわざと拳銃を手渡したのかもしれません(もちろん弾は抜いた上で)。

青鬼が共犯者なら、動機は乱歩ファンの青鬼が億野をリアル二十面相として信奉し狂信者的な共犯者になってしまった……とかかもしれません(カリスマ教祖の息子の血がなせる業?)。

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今回の「金田一37歳の事件簿 最新94話」ネタバレ感想記事は以上です!

ネタバレしちゃいましタイガー!