2021年12月28日更新！
金田一37歳の事件簿 最新95話『仮面の告白』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます！ネタバレしタイガー！
ネタバレ記事は画像の使用（画バレ）と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。
金田一37歳の事件簿 最新95話 ネタバレ！
密室トリックの謎解明
ウェブデザイナーの億野が真犯人だと指摘した金田一。
金田一は関係者の青鬼に拳銃で見張りを頼んでから、まりんと共に密室殺人が行われた乱歩の蔵のトリック再現の準備にかかる。
金田一に言われたとおり、青鬼が億野を見張っている間に、密室トリック再現の準備がおわる。
当時の状況を再現するため、まず鹿倉と赤嶺が中へ入る。
中にはまりんがいるはずだったが、なぜか姿がない。
その後で魚森が中へ入ると、いつの間にかまりんの姿が。
実はまりんは2枚の扉の間にある、５０センチ弱のくぼみに隠れていた。
普通に隠れたら見つかってしまうが、暗がりの中、裏地が真っ黒になっているタペストリーを使って忍者のように身を隠していたのだった。
島咲殺しの流れ
密室トリックの謎を暴いた金田一は、第二の殺人である島咲殺しの流れを解説。
最初の標的である葉狩を殺した後、億野は適当な口実で島先を言いくるめて乱歩の蔵に向かわせた。
その後、毒ガス騒ぎのどさくさに紛れて島咲の元へ向かって殺害し、D坂に見立てるために首に紐を巻いて口にメッセージをくわえさせた。
そして金田一たちが来る前にくぼみにタペストリーで身を隠し、全員が中に入ったタイミングで何食わぬ顔で合流したのだった。
金田一はさらに、億野の失言を指摘。
黄金仮面の前を通った時にメッセージをくわえていなかったのを見た、と発言していたが、億野からは死角になって見えていなかったはずだった。
金田一「まだ言い逃れをされるなら、警察に身体検査を依頼します。姿かたちを変えても遺伝子までは変わらない。性別はもちろん、親類の犯罪歴だって一発でわかる。そうでしょ億野さん、いや、殺人二十面相！」
犯行を認める億野こと藤堂誠也
億野「ふふふ、ハハハ！やられたね！僕は天才だけど、あんたもなかなかだぜ金田一さん！そのとおり、僕が天才アーティスト亜良木豪であり、殺人二十面相さ」
億野の正体は金田一の予想通り、かつての宗教団体の教祖の息子・藤堂誠也だった。
藤堂はこれまで何度も、顔や名前、職業や時には性別まで変えて人生をやり直してきたが、その度に正体を見破られかけ、キャリアをパーにされてきた。
そして今回の事件の被害者たちが、まさに藤堂の人生をパーにしてきた者たちだった。
藤堂は何度も顔や職業を変え、自分の恵まれた容姿が災いを起こすと知り、かつての顧客だった地味めな女性の顔に整形。
そして自分の持つ類まれなる美的センスとカリスマ性を活かすため、最終的に行き着いたのが顔出ししない謎の覆面アーティスト・亜良木豪だった。
しかし、あるイベントの設営現場で藤堂はミスしてしまい、トイレで目を洗っているところ、心配して声をかけてきた女性。
なんとそれは、藤堂が整形した顔の女性本人だった。
金田一37歳の事件簿 最新95話 感想と考察レビュー！
密室トリック、くぼみにタペストリーで隠れていたとは！
まったく想像もしていなかったトリックで、シンプルだけど説得力もあっていい意味で驚かされました！
億野もついに犯行を自供し、自分の過去について語り始めましたが……。
これまでの事件の犯人よりやたらキャラが立っているあたり、（変装が得意で多様な職業をこなせる天才で無関係の人間も殺せる残忍性有り）過去を語り終えたあたりでうまく逃げられちゃうんじゃないかな、という気がします。
前回、金田一が青鬼に銃を渡したのが気になっていて、青木共犯説を疑ったのですが……。
ひょっとして億野を逃がしてしまう悪い意味でのチャンス作り役として青鬼が選ばれたのかも……とちょっと想いました。
高遠の十二神は途中で補充とかしだすとキリがないから、代わりに何度でも対決できる新たな敵役になるかも……？
それからイブニングで「きんにゃいち少年の事件簿」という謎のスピンオフ新連載が始まったのですが、こちらはミステリ色０ゼロの完全ギャグ４コマで、これはこれで面白かったです！
今回の「金田一37歳の事件簿 最新95話」ネタバレ感想記事は以上です！
ネタバレしちゃいましタイガー！
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