2023年5月13日更新!
金田一37歳の事件簿 最新99話『人狼の牙』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
ネタバレ記事は画像の使用(画バレ)と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。
金田一37歳の事件簿 最新99話 ネタバレ!
人狼ゲームは最初の夜時間になり、参加者はそれぞれの部屋へ、金田一とまりんも夕食の準備をしてから小休憩。
金田一が部屋へ戻ると何かが落ちる音がして、GMのヘンリーからも内線で連絡を受け、見に行くと東棟と西棟をつなぐ通路が雪でふさがっていた。
ヘンリーも駆けつけてきて、東棟と西棟はあずまや経由で中庭を通れば行き来は出来ることがわかる。
ヘンリーはそのことをGMとして参加者全員に知らせる役割を買って出てさっそく実行してくれる。
しかし次の昼間時間が始まる前、金田一とまりんはあずま屋で胸を刺されて死亡しているヘンリーを発見。
覆面をとると、ヘンリーの正体は音楽家の冬城楽人だった。
GMヘンリーがいたのは離れの部屋。
そこからあずま屋まで往復の足跡が残されていた。
そして中庭の向こうの東棟の出入り口からは、あずま屋に向かって一筋の足跡が。
金田一37歳の事件簿 最新99話 感想と考察レビュー!
さっそく最初の犠牲者がでましたね……。
GMのヘンリーが殺されてしまったわけですが、中身は音楽家の冬城楽人でした。
冬城が扮するヘンリーは殺される前に金田一とまりんの前に姿をあらわしていますが……このあたりの流れが少しうさんくさいですよね。
ヘンリーは「東棟と西棟の間に雪が落ちたから見てほしい」という連絡を自らすすんで金田一にしてきていますし、その後自分も金田一たちの前に姿を表し、参加者に連絡する係をやはり自分から進んでやっています。
GMの役割を引き受けたとはいえ、そこまでやる必要はないと思いますし、なんというか、この時間はまだヘンリーは生きていましたよ、という偽装工作なんじゃないかと思います(ただの親切な人の可能性もありますが)。
つまり、金田一達に内戦で連絡してきたヘンリーは、冬城ではなく別人に入れ替わっていた?
冬城は今回のシリーズが始まってからずっと、左利きであることが描写で示唆されていたましたが、その辺りが本物と偽物を見分ける鍵かもしれません。
内線で各参加者に連絡を入れているところでは右手に本を抱えながら、左手で受話器やスイッチの操作をしている描写があるので、左利きっぽいですが……。
金田一と葉山の前から去る時は、左手に本を抱えて、右手でドアのノブを開けているシーンがあります。
このドアノブが左向きについていて、左手で開けるほうが楽そうに見えます。
左利きの人が開けやすい作りになっているドアノブを、左利きの冬城があえて右手で開けるのはどうにもおかしい気がします……。
冬城を殺害した犯人は、冬城が左利きなのも知っていて、冬城(ヘンリー)になりすまして金田一たちの前に現れた際にも最初は左利きを装っていたものの、最後の瞬間だけ油断して右手を使ってしまったんじゃないかと思います。
ヘンリーが去った直後のコマで、金田一がちょっと意味深な顔で振り返って「……」と沈黙しているコマもあるので、利き手の逆転に気づいた描写なのかな、と……。
利き手うんぬんが的外れだったとしても、少なくともこの時のヘンリーに何かしらの違和感があって、金田一がそれに気づいたのは間違いなさそうです。
ちなみに雪が落ちたのが偶然ではなくトリックだとしたら、屋根の上に導線かなにかを貼っておいて、スイッチを入れると熱せられて解けかけた雪が滑り落ちるトリック、などが考えられるでしょうか…?(犯人が主催者側の人間なら事前の準備や予行演習などは充分にできたでしょうし)
直前で金田一とまりんが、夕食のレトルト食品(冷凍)をレンジでチンするタイミングについて話すシーンがあって(事前に解凍したほうがいいのか否か)、冷凍状態からチンする前提の時間設定になっているから自然解凍しない方がいい、という結論がでていたのですが、たぶんこれもトリックのヒントなんでしょうね……。
このやりとりが「雪が溶けて落ちる時間を操作するトリック」を解き明かす鍵っぽいですね。
今回の「金田一37歳の事件簿 最新99話」ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
次回の「金田一37歳の事件簿 100話」もネタバレ記事を更新予定だよ。