
2019年8月26日更新!
転生したらスライムだった件 最新62話『魔物であれ人間であれ』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
※ネタバレはざっくり要点だけ書いてあります!
・「とりあえずどんな話だったか、パッと知りたい」
という方におすすめのネタバレ記事です!
転生したらスライムだった件 最新62話 ざっくりネタバレ!
リムル「心配かけた、これより会議を行う」
リグルドから通達され、主要なメンバーが集まっている中、さっそく会議が始まる。
議題は今後の人間に対する振る舞いと、殺された者達の蘇生について。
そして二つの議題の前提として、リムルはまずあることを伝える。
リムル「俺は魔王になる。以上だ。さあ始めようか」
まずはみんなの人間に対する意見を聞くことから始めるリムル。
今回の事件がきっかけとなり、人間を許せない、これまで通り付き合える自信がない、という不信感の募った意見がまず出てくる。
そんな中、ゴブタが口を開く。
ゴブタ「オイラは…ゴブゾウ達を殺したファルムス王国の騎士たちは嫌いっすけど、ヨウムさんや部下の人たちは同じ師匠の元で同じ釜の飯を食った仲間っす。あいつらとは違うって断言できるっす」
リグルもゴブタに同意し、テンペストを案じて駆けつけてくれたカバル達のことを例にあげ、彼らは信頼できる友だと思います、と自身の意見を言う。
リグルドも同意見で、迎撃に助力を申し出てくれたミョルマイルや二元の冒険者たちの存在を挙げる。
リグルド「人間、と一括りに話すべきではないのではないでしょうか。彼らの中には信頼できる者もいれば、そうでない者もいる」
様々な意見が飛び交う中、みんなが人間との共存について真面目に考えてくれていることに対し、リムルは内心で嬉しく思う。
仲間たちに対し、家族のような、愛すべき大切な存在だと感じるリムル。
リムル「…あのなみんな。俺は元人間の転生者だ」
突然のリムルの告白を、静まり返って聞く仲間たち。
異世界人と呼ばれる者たちと同じ世界にいた人間であり、死んでスライムとして転生したこと。
最初は寂しく、目も見えず耳も聞こえない中、草や鉱石ばかり食べて過ごしていた。
友と呼べる存在(ヴェルドラ)とも出会えたが、理由あってすぐに姿を消してしまい、また孤独な日々が続いた。
リムル「そんな俺にも仲間ができた。お前たちだ」
久しぶりに誰かから頼られ、何をすべきか目標を見つけた気がした、というリムル。
リムルが名づけた魔物たちが人に近い姿になったのは、自分の願望が影響しているのかもしれない、と語る。
人間を襲わないというルールも、人間を好きだといったのも、自分が元人間だからであり、そのルールのせいで仲間たちを傷つける結果になってしまった。
人間の町に長居していたのも、姿は魔物になっても心は人間だと思っていたから、そんな自分の思いを優先してしまったのだ、と。
リムル「すまなかった。すべては俺の責任だ」
それまで黙って聞いていた仲間たちだったが、まず口を開いたのはシュナだった。
シュナ「いいえ、それは違います」
今回の惨劇は、いつでもリムル様が守ってくれるという甘えが自分たちの中にあったからであり、断じてリムル様がお一人で抱える問題ではありません、と断言。
ベニマル「先に妹に言われるとは、情けない限りだ」
侍大将として留守を預かっていたベニマルだが、結界でリムルとのつながりが途絶えた時、それまであった万能感が消え去り、心のどこかでリムルを頼っていたことを自覚、惨劇を未然に防げなかった原因は自分にある、と申し出る。
責任をかぶろとするベニマルに対し、警備責任者のリグルや、ゲルド、ゴブタなど、ほかの面々も次々に責任は自分にある、と言い出す。
リムル「ちょっと待て!元をただせば俺の身勝手が…」
ハクロウ「リムル様がご自分の思いを優先したところで、何も問題はございませんぞ」
今回の件は自分たち全員の油断と弱さが原因であり、不埒者に好き放題を許したのは自分たちの怠慢だろう、と全員に語って聞かせるハクロウ。
ハクロウ「違うか皆のもの!」
ハクロウの一括に、その場の全員が姿勢を正す。
裏切り者とののしられ、街を追われることも覚悟していたリムルにとって、仲間たちの反応は予想外のものだった。
身勝手大いに結構ですとも、とリグルドもハクロウの意見に賛同。
リグルド「リムル様は我らの唯一の主。人間と仲良くしようと魔王になろうと、あなたの身勝手が我らの進むべき道なのです」
リグルドの言葉を聞いていた全員が、無言の笑顔でこれを肯定。
当のリムルは、元人間の自分が主なんて嫌じゃないのか?とまだ困惑気味。
ゴブタ「リムル様はリムル様っすよね?」
リムル「それはそうだが…」
リムルの様子を見ていたシュナが、くすくすと笑ってリムルを膝の上に乗せる。
シュナ「魔物であれ人間であれ、わたくし達がお慕いしているのはリムル様です。前世がどうのと言われても関係ないかと」
シュナに膝の上に載せられ、そうか、そうか…とつぶやきながら、照れて赤面するリムル。
リムルは少し休憩だ、と言いながら、絶望の中で少しだけ楽しい気持ちを取り戻すのだった。
転生したらスライムだった件 最新62話 感想と考察レビュー!
一緒二話掲載となった今回の転スラですが、なんとも良い話でしたね…。
元人間の転生者であることをずっと語らなかったリムルですが、その胸中はこれまで読者には明かされませんでしたが…
事実を知られれば、裏切り者だとののしられ、街を追われることになるかもしれない、という不安を抱えていたのですね。
それが今回、全てを打ち明け、あっけなく受け入れられたことで、リムルの中にあったわだかまりというか、仲間たちに対して抱いていた小さな壁のようなものがようやく崩れて、本当の意味での深い絆を築けたのかな…と感じました。
また、なんとなく、最近の、というかちょっと前までの転スラを読んでいて感じていた違和感の正体がわかったような気がする回でもありました。
一つ前のシリーズで、シズの心残りである生徒たちを救うため人間の街に滞在していたリムルでしたが…
普通に面白かったですし、生徒たちはなんだかんだで皆いい子たちだったのですが、なんとなく、それまでの方向性からちょっと別の所へ物語が行ってしまったような違和感を覚えながら読んでいました。
リムルのことを元人間のスライムだと思って読んでいたのですが、リムルの中では姿はスライムだけど心は人間のままだった、というのが今回わかり、その辺の認識のズレが大きく出ていたのが一個前のあのエピソードだったのかな…と、違和感の正体がちょっとだけわかった気がしました。
うーん、あんまりうまくまとめられませんでしたが…
とにかく一気に二話読めて、面白くて最後はいい感じになってて、すごく良かったです(雑)!!
シオン達の死で物語全体に暗い影が差していましたが、今回一気に2話掲載されたことで、希望を感じられるところまでお話を進めてもらえたところも、一読者としてほっとできてうれしかったです。
次回も安心して続きを楽しみに待ちたいと思います!

今回の「転生したらスライムだった件」最新62話ネタバレ感想記事は以上です!ネタバレしちゃいましタイガー!
今回は「2019年8月26日」発売の「月刊少年シリウス10号」に掲載された「転生したらスライムだった件・最新62話」の内容を、ネタバレ含む感想記事としてレビューしました!
次回の転生したらスライムだった件63話は、「2019年9月26日」発売の「月刊少年シリウス11号」に掲載される予定です。
次回の転生したらスライムだった件63話もネタバレ記事を更新予定です!

コメント
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