
2020年8月25日更新!
金田一37歳の事件簿 最新63話『困難の分割』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
金田一37歳の事件簿 最新63話 ネタバレ!
荒らされた部屋のトリック
関係者の前で事件のトリックについて解説を進めていく金田一。
しかし黒原が横やりを入れてくる。
黒原「待ってください。動機とか話が飛びすぎじゃないですか。その前に、他二つの怪奇現象はどう説明するんです?」
黒原の意見に他の関係者も同意して意見を言い始める。
金田一は、久門朝香が殺された時の状況について解説を始める。
金田一「私達が物音を聞いて2階に向かうと、鍵のかかった久門さんの部屋から大きな音がして、音が止んでからマスターキーで中へ入ると…荒らされた部屋の中で久門さんが、倒れた鎧の鉾が刺さって死んでいた」
金田一「私達は、たった今彼女がポルターガイストで殺されたと思った。しかし、一連の出来事は、本当にその時起こったのでしょうか?」
金田一の言葉にまりんがはっと気づく。
金田一「気づいたようだな葉山くん。割られた皿や花瓶などは、音がする前から壊されていたものなんです。音は隠してあった小型無線スピーカーからスマホを使って遠隔操作で流していたんでしょう。音と者…それらを分割して用意しておき、同時に見せつけることであたかも今、事件が起きたかのように思わせた…まさに困難の分割です」
このトリックが使われたのなら、久門朝香も音が鳴る前にすでに殺されていたことになる。
犯人は久門朝香を殺した後、部屋にあった花瓶は皿を鞄に回収し、用意してきた割れた欠片を一つ一つ置いていって、荒れた部屋を作り出す。
そしてルームキーで鍵をかけて廊下に出ると、スマホを操作してスピーカーから遠隔で音を流し、現場に向かう人々に紛れて自分も久門の部屋へ入り、隙を見てルームキーをさっと部屋へ戻す…。
金田一「僕がこのトリックに気づいたのは、部屋に散らばっていた皿のかけらです。元は一枚の皿であった欠片の一枚だけが、なぜかひっくり返っていた。もしこれが人の手で大急ぎで並べられた結果なら、このポルターガイスト現象が困難の分割で作ることが可能だと思いいたったんです」
二人に絞られる容疑者
アリバイ的にこのトリックが可能な人物は二人しかいなかった。
金田一「電報堂の白鳥さん。黒原さん。あなた方だけです」
黒原と白鳥はうろたえながら、説明がまだの3人目の被害者、庭本が殺された時の密室を説明するよう要求する。
金田一「あの密室ですが、犯人が出た時、ドアはまだ開け閉めできたんです」
密室の謎
犯人は庭本をハンマーで殺害後、別のハンマーで部屋のドアに内側から板を釘で打ち付ける。
その後、くぎ抜きを使って釘を引き抜き、ドアが自由に開け閉めできる状態を作る。
そして再び板を軽く打ち付け、ドアの開け閉めはできるが形だけ板が張り付いているような状態を作る。
張り付けた板が落ちないよう、ドアの隙間からそっと廊下に出た犯人は、ドアの隙間に接着剤を流してドアを固定。
その後、そうとは知らずに現場に駆けつけてきた金田一たちが体当たりでドアをこじ開け、ゆるく打ち付けてあった板がはじけ飛び、あたかもドアに板が内側から打ち付けられて密室になっていたかのように見える、というトリックだった。
佐熊「なんてこった。全部金田一さんの言う通りなら、これだけのことが出来るのは、イベント主催者のあんたがた二人なんじゃない?白鳥さん、黒原さん!」
ついに犯人が判明!?
金田一はすでに犯人の目星はついており、疑念を抱いたきっかけは、中根沢との会話がきっかけだった。
中根沢と金田一が、アンティーク家具にまつわるやらせ現象について話していた時、突然話を遮って、トリックがばれるのを避けようとした人物がいた。
金田一「おそらく館のいたるところに、久門さんの部屋と同様、小型のスピーカーが仕込んであるんでしょう。他にも色んな仕掛けが残っているに違いない。危険なものを片付けようなんて言い出したのも、まだ残っている仕掛けをこっそり回収するためじゃないですか?」
金田一「そうでしょう?白鳥麗桜さん。あなたこそ真犯人ポルターガイストだ!」
犯人呼ばわりされた白鳥は、これは名誉棄損にあたると主張し、下請けに過ぎない金田一に対し、自分の立場がわかっているのか、と脅しをかけてくる。
金田一はひるみつつも、背後でまりんに応援されながら、意を決して口を開く。
金田一「そ、そんな脅しには屈しません。あなたの行動や発言には矛盾や不自然さがある。今から一つ一つ解き明かしてみせますよ!」
金田一37歳の事件簿 最新63話 感想と考察レビュー!
今回の話で犯人については文字通り白黒つきましたね…!
白鳥が中根沢の話を遮ったのは露骨に怪しくて気になっていたのですが、金田一が白鳥を疑ったのもやはりそこがきっかけだったとわかり、ちょっと嬉しかったです。
割れた皿や花瓶と、音を別々にするというトリックや、板を打ち付けたように見せかけて接着剤で固定していただけ、などのトリックは、人間の思い込みの心理を利用した見事なトリックだと感じました。
犯人が白鳥だと分かってから、まりんがちょっとイキイキしながら金田一を応援しだしたのもちょっとおかしかったです。

今回の「金田一37歳の事件簿 最新63話」ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!

前回の「金田一37歳の事件簿 第62話」ネタバレ感想記事はこちらから↓

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