2021年9月25日更新!
転生したらスライムだった件 最新88話『悪魔と謀略』を読んでみたので、内容をネタバレしつつ感想を書いてみます!ネタバレしタイガー!
ネタバレ記事は画像の使用(画バレ)と詳細な書き起こしは避けて、あらすじがざっとわかる程度にとどめてあるよ。
転生したらスライムだった件 最新88話 ネタバレ!
ディアブロがリムルにファルムス攻略の経過報告
ワルプルギスを終え、テンペストに帰還したリムル。
ファルムス攻略を任されていたディアブロが経過を報告してくる。
異形の姿に変えられていたファルムス国王は、ディアブロの判断で、あえてそのままの姿でファルムスに送り返された。
ファルムスの神官が回復魔法や回復薬を試すが、体の構造そのものを作り替えられているため効果なし。
国王を連れ戻したラーゼン(肉体はラーゼン)は、ファルムスの貴族から説明を求められる。
(ラーゼンはすでにディアブロに下っており、ディアブロの指示で動いている)。
ディアブロの用意した筋書きを離し始めるラーゼン。
自分は見た目は田口省吾だが、中身はラーゼンであること。
テンペストに向かった二万の兵は全軍行方不明になり、そして暴風竜が復活したこと。
にわかには信じがたい話だったが、とりあえずミュラー卿という貴族が話を信じてくれる。
ディアブロの作り話
ラーゼン「わが軍と魔物の戦いが暴風竜をよみがえらせたのです。彼らは生贄にされ、苦痛も恐怖すら感じる間もなく暴風竜に食われた…」
さらに、もう一人の生還者であるレイヒムが続ける。
レイヒム「私とラーゼン殿は王を守るので精いっぱいでした。暴風竜復活で絶望していたそんな我らの前に、あの方が舞い降りた…」
さらにここで英雄ヨウムが登場。
レイヒムはヨウムのことを、「あの方と唯一縁を持ち、懸け橋となり得る存在」だと紹介する。
ヨウム「どうにかあの方…リムルさんの説得に成功した。王を治す薬をもらって来たぜ」
ここからが本題…のはずだったが、カルロス卿という貴族が平民のヨウムに難癖をつけ始める。
ディアブロにおびえつつ、なんとかラーゼンが黙らせてヨウムに話を続けさせる。
ヨウム「ファルムスはピンチだが、チャンスでもある。暴風竜ヴェルドラ。アンタらは二万の軍勢と引き替えに天災級を目覚めさせちまった。これがピンチだ。次にチャンスだ。リムルさんから和睦協議の提案があった。テンペストの盟主リムルテンペストは、暴風竜と交渉可能な唯一の存在だ」
わずかな希望が見えてきて喜ぶ貴族だったが…。
ヨウム「おっと、忘れちゃいねえよな。自分たちがあの国に何をしたか。リムルさんは人間との協調を望んでいる。だが仲間を殺されて泣き寝入りを決めこむほどお人よしじゃない。滅茶苦茶怒ってるぜ?さあ、どうする。この状況で和睦協議の提案を突っぱねるかよく考えて答えよう。俺らの国のことなんだ」
ファルムスに選択肢を突き付けるディアブロ
カルロス卿「無礼な!大国ファルムスが魔物の国に屈するなどあり得ん!」
先ほども難癖をつけてきたカルロス卿がまたも騒ぎ出すが、ディアブロが本気で怒るのを恐れたラーゼンが、「控えろ事情を知らぬバカ者が!」とカルロス卿を魔法で凍らせてしまう。
ラーゼン「ヨウム殿の言っていることは真実だ。我らは敗北した。生き残ったのはわしとレイヒム殿、そして暴風竜の魔素で変じてしまわれたエドマリス王だけ。我らの命運はテンペストの盟主にかかっているのだ」
先ほどもラーゼンの言う事を真っ先に信じてくれたミュラー卿が、「提案を受け入れよう」と言い出す。
これを受けて、ディアブロがフルポーションを使ってエドマリス王を元の姿に戻す。
ディアブロはさっそく、リムルからの伝言を王に伝える。
ディアブロ「一週間後、両国代表による和睦協議を行いたい。講和条約締結に先立ち、帰国には道を三つ用意した」
一つ目は、王が退位して戦争賠償を行うこと。
二つ目は、テンペストに下り属国となること。
三つ目は、このまま戦争を続けること。
またも貴族たちが騒ぎ出すが、ディアブロが一喝して黙らせる。
一週間後に返事がなければ戦争継続の意思ありとみなす、そう言い残してディアブロは去る。
経過報告を聞いたリムル
ディアブロ「というように揺さぶりをかけておきました」
リムル「お、おお。ていうか箱詰めにしたアレ見せちゃったのか…(俺のクリーンなイメージが…)」
ディアブロは講和の条件として、賠償金に星金貨一枚(国家予算レベル)をファルムスに要求していた。
兵士がいないファルムスは戦争継続は不可能、属国になるのは貴族たちが断固拒否、そうなれば三つの選択肢の内、実質ファルムスが選ぶ道は一つだけだった。
貴族の一部は王に責任を押し付け賠償を逃れようとするはず、ファルムスは国王派と貴族派に二分される。
武力を持たない国王は貴族の言いなりになるしかないが、ヨウムを国王派に引き込み、内戦が起きそうになったらヨウムに戦力を貸し出し、ヨウムに国を救われたという状況を作り出すことで後にヨウムを王にする下準備を整える。
リムル(あまりに帰還が早いから武力ごり押しで黙らせたんじゃないかと心配したが、ディアブロってちゃんと俺の理念を理解してくれてるんだな)
シュナがクレイマン城の調査に参加中で不在のため、ゴブリナのハルナが手製の抹茶プリンをデザートに持ってくる。
ディアブロは情報の対価として自分の抹茶プリンをヴェルドラに差し出す。
ワルプルギスで決まったことをディアブロがすでに知っていたのは、ヴェルドラの思念伝達によるものだった。
ただ、タイミングが悪く丁度ディアブロがファルムスで講和条約を読み上げているところだったが。
リムル「肝心なとこでディアブロがしくってたらどーすんだ!自分の影響力のデカさを考えろ!」
リムルはヴェルドラに罰としてしばらくおやつ抜きを命じるのだった…。
転生したらスライムだった件 最新88話 感想と考察レビュー!
ディアブロ…強いだけじゃなくて政治的な面もものすごく有能ですね。
ディアブロの用意した作り話だと、実際の話よりリムルの印象やファルムスにとっての重要度がかなり上がっている感じですね。
三つの道を用意しておきながら実質一択だったり、反対した貴族をディアブロ配下のラーゼンが力づく(氷漬け)で黙らせてたり、恐ろしいやり方ですがファルムスのことはこのまま一見落着しそうな流れです。
リムルもすでにディアブロのことをかなり信頼してくれているのもいい感じですね。
転スラってリムルの活躍を楽しむのはもちろん、有能な部下萌えって楽しみ方も大いにありますよね…。
今回の転生したらスライムだった件 最新88話ネタバレ感想記事は以上です!
ネタバレしちゃいましタイガー!
前回の「転生したらスライムだった件 第87話」ネタバレ感想記事はこちらから↓
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